中堅・中小製造業向け生産管理システム「Factory-ONE 電脳工場」シリーズの開発・販売・サポートを手がける「エクス」(大阪市)が現在、「ものづくり川柳2023」の作品を募集している。
1994(平成6)年創業の同社は、2014(平成26)年に東大阪サテライトオフィスを開設したほか、2015(平成27)年6月にはニュースサイト「東大阪経済新聞」を開設。「ものづくりのまち東大阪」に密着した事業を展開しながら、DX(デジタルトランスフォーメーション)分野での新事業創出を行っている。
同社では「製造業は肉体労働や技術職の堅いイメージがあるが、川柳をきっかけに『ものを作る』面白さや楽しさが伝われば」と、2015(平成27)年に第1回「生産管理川柳」を開催。2018(平成30)年からは名称を「ものづくり川柳」に改め、毎年開催している。
昨年は、1446人から4624作品の応募があり、特賞には「知らんけど ネジが一本 ポケットに」が選ばれた。昨年は「知らんけど」のほか、「村神様」「きつねダンス」などの流行語、東大阪が舞台のひとつとなった朝ドラにちなんだ「舞いあがれ」、新型コロナ関連やSDGs関連のワードを使った作品が見られ、例年通り、製造現場の悲哀や標語、子どものものづくりなどの作品も寄せられた。
応募作品は事務局で第1次選考を行い、11月22日に30作品を同社ウェブサイトに掲載する。その後は一般投票で、特賞1点、優秀賞9点を決める。特賞には3万円分、優秀賞には5,000円分の商品券を進呈する。
同社マーケティングチームの中上かつらさんは「7月末から募集を始め、現在1000を超える作品が集まっている。製造業に関わる人の思い、イベントでのものづくり体験など、ものづくりに関する幅広い作品を募集している。日々の出来事を表現してもらえたら」と呼びかける。
作品は10月31日まで、同社ウェブサイトで受け付ける。