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花園中央公園で「トルクフェスタ」 65歳以上対象に体験プログラム提供

東大阪市福祉部地域包括ケア推進課の前田貴之さん

東大阪市福祉部地域包括ケア推進課の前田貴之さん

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 東大阪市内在住の65歳以上の人とその家族を対象にさまざまな体験プログラムを提供するイベント「トルクフェスタ」が9月24日、花園中央公園噴水広場(東大阪市吉田6)と東大阪市民美術センター(同)で開かれる。

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 東大阪市では昨年から、「65歳からもグイグイ進もう」を合言葉に、介護予防プロジェクト「トルクひがしおおさか」を推進。これまでの介護予防事業は体操など高齢者向けのものが多かったことから、「もう少し若い65歳から74歳をメインターゲットに健康づくりや社会参加の場を作れれば」と始まった。

 昨年12月には、1回目の「トルクフェスタ」を開催。全国で活躍するシニアを紹介するトークイベント、チャンバラなど体を動かす体験プログラム、コーヒーのハンドドリップやクラフト体験など、健康づくりや新しいことを始めるきっかけづくりのイベントを開いた。1月からは新しい趣味を見つけるプログラムとして地元の店のオーナーや講師を招き、コーヒー教室やレザークラフト教室、初心者向けボードゲーム、姿勢改善&筋力アップストレッチなど、6カ月程度の連続講座「まなびのトルク」を開講。どの講座も定員に達する人気ぶりだった。その後も音楽鑑賞会やカメラ教室、パン教室など、さまざまな講座を開講し、修了者同士がサークルを作って活動するなど輪が広がっている。

 今回のイベントでは、2つのセミナーを開催。10時30分~11時15分、11時45分~12時30分は、阪急交通社が提供するローマを巡るオンライン旅行体験を開催。VRゴーグルをつけ、添乗員の案内で360度の映像を見ながらイタリアの旅を楽しむ。定員各回30人。13時~14時は、地域情報サイト「週刊ひがしおおさか」が東大阪市内のどこで撮影した写真か出題する人気コンテンツ「東大阪クイズ」を使い、東大阪の歴史や街を知るセミナーを開く。定員60人。事前申込者優先。

 体験プログラムでは、初心者でも描ける2コマ漫画体験やボードゲーム体験ブースを設けるほか、パン教室修了者によるメロンパンの販売や、コーヒー講座修了者によるコーヒーの試飲なども行う。「修了した人の活躍の場を作っていくことで、より介護予防につながっていく。それが広がれば」と福祉部地域包括ケア推進課の前田貴之さん。開催時間は10時30分~15時30分。当日は、花園ラグビー場でサッカーJ3のFC大阪対ギラヴァンツ北九州の試合があり、同イベントに参加した65歳以上の人には招待チケットを進呈する。

 9月15日から始まった「トルクまちなかウォーク」は、東大阪市内の名所などの写真を掲載したスタンプシートを渡し、参加者が好きなルートでウオーキングを楽しむ健康増進プログラム。1日1回スタンプを押印し、スタンプを集めるとドリンクチケットの進呈や抽選会への応募などの特典が受けられる。受付・スタンプの押印は、花園ラグビー場メインゲート西側「ひとつなぎカフェ」で行う。受付時間は10時~17時。月曜・火曜定休。10月15日まで。

 前田さんは「11月から次の連続講座の募集を始めるので、まずはトルクフェスタで事前に体験してほしい」と参加を呼びかける。

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