「高齢者交通安全ゲートボール大会」が9月26日、吉田春日公園(東大阪市吉田本町1)で開催された。主催は東大阪ゲートボール協会と河内警察署。
秋の全国交通安全運動の一環として開催した同大会。河内警察署はこれまで、同協会が主催するゲートボール大会の開会式や閉会式で交通安全運動を紹介してきた。「新型コロナが収まってきたのでゲートボールを一緒にしながら安全教育をしないか」と、同大会を初めて企画した。
交通安全ゲートボール大会では、ボールがゲートを通過する際に目に留まるよう、各ゲートに道路標識を取り付ける。高齢者の事故の原因は信号無視が多いことから第1ゲートには信号機、歩行中の高齢者の事故が多いことや斜め横断が危険な行為であることから第2ゲートには横断禁止のマーク、普通自転車の歩道通行可のルールやヘルメット着用について学んでもらえるよう、自転車のマークを第3ゲートに付けた。同大会には8チーム9編成が参加。各チームに警察官が加わり、一緒にプレーしながら交通ルールを学んだ。
表彰式の後には、河内警察署の江口泰祐交通課長が「ゲームは白熱。素人の私たちも楽しくできた。奥深いなというのが感想。次があれば腕を磨いて挑みたい」とあいさつし、「9月30日で安全運動の期間が終わるが、ゲートボールを楽しく続けるために事故や健康に気をつけてもらって、このままずっと元気でいていただければありがたい」と交通安全を呼びかけた。
イベント終了後、江口交通課長は「河内地区は自転車事故が多く、ヘルメットの着用を4月からお願いしている。遊んでいるように見えるかもしれないが、つながりを持つと今後お願いできることもあるだろうし、声をかけてもらえることもあると思うので、その関係性を築くことも一つの趣旨として開催した。親切にゲートボールのルールを教えてもらうなど掛け合いがあり、一緒にプレーをして顔なじみになれたので、街頭で声を掛け合ったり、家に帰って交通ルールの話をしてもらえるのかなと期待している」と話していた。