体験型観光プログラムイベント「ひがしおおさか体感まち博2023」が10月1日、東大阪市内各所で始まった。
「ひがしおおさか体感まち博2023」に参加した子役俳優の浅田芭路さん
東大阪の歴史や文化、自然、食、スポーツ、産業などの地域資源を体験プログラム化し、市民や来街者に東大阪の魅力を発信する同イベント。2018(平成30)年に第1回を開催し、6年目を迎える。
プログラムは、レザートレー製作体験やメスティンフライヤー製造体験、そば打ち体験、チャイティー作りワークショップ、日本茶・抹茶を知るプログラム、押し花アート、アフリカ文化セミナー、空手体験、花園ラグビー場スタジアムツアーなど、10月1日現在で41プログラムを用意。プログラムは今後も追加する。
10月1日には、東大阪などを舞台に昨年秋に放送が始まったNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で主人公・岩倉舞の幼少期役を演じた子役俳優の浅田芭路(はろ)さんが、「舞いあがれ東大阪大使」に就任した。
浅田さんは就任式の後、同日に始まった「ひがしおおさか体感まち博」に参加。ひな人形を中心にさまざまな人形を製作している「松よし人形」(東大阪市荒川1)では体験の前に、工房で人形作りを見学。その後は、人形の衣装に使う生地を使って髪飾りと指輪作りに挑戦した。髪飾り作りは、シールやビーズなど好きなデコレーションを選ぶことができ、オリジナルの髪飾りを作ることができる。指輪は、好きな色の生地を選んで伝統工芸のつまみ細工で飾りを作った。
虹紙製作所(永和3)では、レザークラフトを体験。同社のプログラムでは、コインケースや手帳カバー、財布など、作りたい物を選ぶことができる。丸型ファスナーコインケースを選んだ浅田さんは、道具を使って革に穴を開けたり、縫い合わせたりする工程を体験。硬い革に糸を通す作業では苦戦したが、最後は名前を刻印して仕上げた。
体験を終えた浅田さんは「皆さんの細かい作業を見ることができて、とても楽しかったし勉強になった。工作も大好きなので、緊張はしていたが、やったことがないことだったので楽しかった。革を手縫いする時に、硬くて針が通らないなど難しいところもあったが、皆さんと同じことができて、自分ですごいなって体感した」と話す。大使就任については「これから私自身も東大阪のことをもっと知って、皆さんに東大阪のすごいところやいいところ、楽しいところをもっと伝えていきたい」と意気込みを見せた。
「ひがしおおさか体感まち博2023」は来年1月31日まで。