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東大阪の工場でバーイベント「Co-Bar」 ライトアップした工場の見学も

2階会場の様子

2階会場の様子

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 フッ素樹脂の成形から精密部品加工まで手がける協立化工業(東大阪市新家2)で9月29日、イベント「Co-Bar(コー・バー)」が開かれた。

バイオリンのステージ

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 2018(平成30)年から東大阪市内で開催する「オープンファクトリー こーばへ行こう!」の実行委員が主催する「Co-Bar」。地域の人と工場の人、工場の人と工場の人をつなぐ交流の場「交場」を目指し、稼働終了後の工場を3時間だけ開放して行うエンターテインメントバーイベントで、11月に開催する「こーばへ行こう!」のプレイベントに位置付ける。昨年、「こーばへ行こう!」の事務局を置く盛光SCM(岸田堂2)で4回開催し、今年は3社で開催。8月に盛光SCMで開催した今年1回目の同イベントには約200人が参加した。

 協立化工業の岸本佳朗社長は「部品加工業を営んでいく中で、自分たちのしていることを地域の人たちに見せる機会がなく、機会を作って東大阪の製造業の労働人口を増やしたいと参加した」と話す。オープニングのあいさつでは、「今日、工場を見ていただき、興味を持っていただけたら。11月には、工場見学だけでなく、ものづくり体験も企画しているので楽しみにしてほしい」と呼びかけた。

 昨年1月に完成した社屋1階は工場、2階はカフェテラスになっている。同イベントでは2階にステージを設けたほか、東大阪市内のバーによるアルコール類の提供や近くの店が販売する焼きそば、バインミー、スイーツなどのグルメコーナーや縁日コーナーを用意した。ステージでは、ピアノと歌手のデュオやバイオリンの演奏、マジックショーなどを繰り広げ、テラス席は中秋の名月を眺めながら、飲食や会話を楽しむ人でにぎわった。

 1階工場には見学通路を設け、窓から工場の様子を見ることができる。イベント開催時は廊下や工場内をライトアップし、「見せる工場」を意識したという。来場者は普段見ることのない、夜のライトアップされた幻想的な工場の様子を撮影したりしながら楽しんだ。

 「社内でイベントを開いてきたのでできると思っていたが、前回のCo-Barに参加してから1カ月、社員・スタッフ20人が関わり、本当に大変だった」と岸本社長。「既存の取引先も来てくれるのでコミュニケーションが取れるし、工場も見てもらえる」と手応えを見せた。盛光SCMの草場寛子社長は「展示会に出ても、どんな工場で作られているかが分からない。町工場の技術をどう売るか、どうPRにつなげていくかをバックアップし、常設化も考えたい」と意欲を見せる。

 次回は10月27日、サクラテック(川田3)で開催。開催時間は18時~21時。入場料は、一般=1,000円、18歳以下無料。

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