ジャパンラグビーリーグワンの花園近鉄ライナーズとスーパーラグビーのメルボルン・レベルズ(オーストラリア)が10月12日、14日の国際親善試合「ムロオ インターナショナルチャレンジマッチ」の開催を前に記者会見を開いた。
レベルズのケヴィン・フットヘッドコーチは「大阪の地に戻ってくることができて本当にうれしい。この試合は私たちにとっても重要な試合で、2日間一緒にトレーニングをしていい練習もできている」と話す。花園近鉄ライナーズの向井昭吾ヘッドコーチは「今のライナーズで最強のメンバーをそろえているので、今までやってきたことをどれぐらい出せるのか、チャレンジする試合にしたい」と意気込む。
今回の試合に向け、フットヘッドコーチは「ファイトをテーマに4つのチームに分けて、競争心をあおってフィットネスの強化をやってきた。ライナーズは昨年とは違う、手ごわいチームだと分かっているので、競争を楽しんでこの試合に向けて作り上げてきた。昨年この試合に来た選手3人がここでチャンスをつかんだので、まだチャンスがもらえていない選手はこの試合でしっかり自分の実力を見せるというやる気も選手からみられる。選手層はベテランから若手までいる」と話す。
特に意識して強化した点について、向井ヘッドコーチは「規律を守るというところを重視してチーム作りをしてきた。少しは変わってきたなというところ。ゲームまで時間があるので修正をして、今回のゲームでどこまで修正できているかを見たい」と話す。
両チームは2019年にパートナーシップ契約を締結しており、この日、2年間の契約更新をした。ライナーズの飯泉景弘GMは「ほかのチームがいろいろなチームとパートナーシップ契約を結んでいると聞いている中で、ライナーズほど、親身になってチームのことを考えていただけているチームはないと思うのでうれしく思っている。この関係をいつまでも続けていけたら」と話す。
試合は10月14日14時から、東大阪市花園ラグビー場で行われる。