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シンガー・ソングライターの若林美樹さん、初のワンマンライブから10年

「10周年感謝祭」で歌うシンガー・ソングライターの若林美樹さん

「10周年感謝祭」で歌うシンガー・ソングライターの若林美樹さん

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 東大阪を拠点に活動するシンガー・ソングライターの若林美樹さんが10月6日、「10周年感謝祭」をホテルセイリュウ(東大阪市上石切町1)で開いた。

サンロード瓢箪山の「ひょうたクン」、ジンジャモール瓢箪山の「ひょこタン」

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 京都でのバンド活動を経て、2003(平成15)年からソロ活動をしている若林さん。京都と地元の奈良で活動をしていた時は観客が増えず、悩んだ時期もあったが、大阪のライブハウスで複数アーティストが出演するブッキングライブに誘われた際に、ライブハウスのオーナーから「大きな目標を作る方がいい」とアドバイスを受け、2009(平成21)年に1st.シングルCD「葡萄(ぶどう)の木」を制作し、活動拠点を大阪に移した。

 ブッキングライブへの出演を重ね、終電間際には大阪駅前の路上で歌うなど活動を続けた若林さん。2013(平成25)年10月6日にロックタウン(大阪市阿倍野区)で初めてのワンマンライブを開催し、翌2014(平成26)年には名古屋でもワンマンライブを行った。2015(平成27)年には、大阪、名古屋、東京でワンマンツアーを開催するなど、精力的に活動した。

 2015年12月には、ラグビー応援ソング第1弾となる「TEPPEN!」をリリース。第2弾「Go for the GOLD」のPVには東大阪の商店街「サンロード瓢箪山」の商店主らが出演し、そのことをきっかけに同商店街のイベントに出演するようになった。その後は、商店街「ジンジャモール瓢箪山」のマスコットキャラクター「ひょこタン」のテーマソング「ひょこタン音頭」や、枚岡防犯協議会と制作した「みんなの安全安心のために~防犯のうた~」を作るなど、東大阪に根ざした活動をしながら、1カ月に8本~12本のライブに出演する。

 シンガー・ソングライターとして活動するほか、ラジオのパーソナリティーを務めたり、昨年7月には、地方新聞「河内新聞」の専務、八尾・柏原支社長として、取材・執筆活動も始めた。若林さんは「自宅でゆっくりしながら曲を作って、たまに畑仕事をして、ツアーをしてと思っていたので、今のような生活は想像していなかった」と振り返る。「以前は、自分を知ってもらおうと喉を痛めるまでストリートで歌って手術をするなど必死だったが、今は生活の中でいろいろな人と話したり、商店街で曲を流してもらったりと、知ってもらえる機会が増えて整ってきた」と話す。

 若林さんは「新聞の仕事はまだ必死で、曲作りが少しスローペースになっている。これから曲作りを頑張って、2月の誕生日にはベストアルバムを出せれば」と意欲を見せる。

 10周年感謝祭には、10年来のファンや、瓢箪山、東大阪市内の人たちが駆けつけ、瓢箪山のマスコットキャラクターもライブを盛り上げた。12曲披露した後にはアンコールに応え、笑顔でライブを終えた。

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