ワークショップ「コーヒー染料で染める、革のコーヒー豆トレーをつくろう!」が12月16日、藤田珈琲(コーヒー)~the ROASTERY Lab.(東大阪市高井田元町1、以下、藤田珈琲)で開かれる。
2020年11月にオープンした藤田珈琲、木製品開発と木製のオリジナルの道具を使うレザークラフトワークショップを開く虹紙製作所(永和3)、染色など繊維加工を手がける福井プレス(西石切町6)の3者がコラボして開発した同ワークショップ。東大阪市内の地域資源を体験プログラム化し、市民や来街者に東大阪の魅力を発信するイベント「ひがしおおさか体感まち博」のプログラムとして、初めてコラボ開催する。
虹紙製作所の和田英男さん・静奈さん夫妻は、2019年開催の「ひがしおおさか体感まち博」で開催された福井プレスの古着染め直し体験プログラムに参加し、福井伸社長と出会った。藤田珈琲がオープンした際には利用客として来店した後、知人に誘われた会合で藤田珈琲の藤田悟社長と出会い、食事をする仲になる。藤田珈琲の雰囲気のいい空間でコラボワークショップをしたいと思い、「普段のレザークラフトに興味のある層ではなく、コーヒー好きの人に興味を持ってもらえるワークショップはないか」と模索していた。
福井プレスでは、藤田珈琲のコーヒー豆焙煎(ばいせん)時に出る、廃棄予定のコーヒー豆やチャフ(薄皮)から染料を作って染める「珈琲染め」に以前から取り組んでおり、静奈さんは「革が染料に染まることは知っていたので、薄い色の革をコーヒーの染料で染めてコーヒー豆型のトレーを作るワークショップをしてはどうかと、オリジナルの豆型の木型を作り、初めてプログラム化した。自社で木工もしているので、自由に木型を作れるのが私のワークショップの強み」と話す。
ワークショップでは、珈琲染めなど廃棄予定のものを染料として染める「廃棄資源染め」の取り組みの話に始まり、コーヒー豆から抽出した染料で革を染め、木型を使って革を成形。成形する間には藤田珈琲のコーヒーとラスクを楽しみ、再びトレーを作る作業をする。「トレーはアクセサリーや鍵など小物入れに使ってもらえる。簡単にできるので家族や友人と気軽に参加してもらえれば」と静奈さん。乾燥する時間が必要なため、完成には2週間ほどかかる。
開催時間は11時~12時30分。参加費は7,250円(藤田珈琲の食パン1斤とドリップバッグ付き)。申し込みは、ひがしおおさか体感まち博ウェブフォームで受け付ける。申し込みは12月15日正午まで。