第103回全国高校ラグビー大会決勝試合が1月7日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で行われ、桐蔭学園(神奈川)が連覇を目指す東福岡(福岡)に競り勝ち、優勝を飾った。
両校の花園での対戦は過去6回で東福岡が3勝、桐蔭学園が2勝。第90回大会では31-31で両校優勝となった。
試合は前半13分、桐蔭学園のFB(フルバック)吉田晃己選手がペナルティゴールを決めて先制。同24分にWTB(ウィング)田中健想選手がトライを奪い、桐蔭学園が8-0とリードして前半を終えた。
前半は桐蔭学園が主導権を握ったが後半は東福岡が反撃し、後半16分、東福岡のCTB(センター)神拓実選手のトライで8-5と3点差に迫った。最後まで両校とも攻防を繰り広げたが、そのまま桐蔭学園が競り勝ち、3大会ぶり4回目の優勝を果たした。
試合終了後、桐蔭学園の藤原秀之監督は「本当に生徒はすごいことをやったなと思っている。東福岡さんには決勝で一度も勝ったことがないし、彼らは歴史を作ってくれたから本当に良かったと思っている。(春の選抜大会との2冠を達成し)選手、それから学校のサポート、保護者の方、OB会、いろいろな方がこの1年間サポートしてくれて、それを形で見せられた。昨年出られず悔しい思いでいっぱいだったので、桐蔭のDNAを引き継いでくれた」と話す。
「(桐蔭の選手には)おめでとうと言いたい。(対戦した東福岡には)高校最後の試合、高校生らしい試合が見せられたのでは。シンプルに、両校の生徒、選手、関係者の方に感謝したい」などと話した。