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東大阪・若江岩田の「菓匠庵白穂」で厄よけぜんざいの振る舞い 石切店でも

「菓匠庵 白穂 若江岩田店」で厄よけぜんざいを振る舞う新澤貴之社長

「菓匠庵 白穂 若江岩田店」で厄よけぜんざいを振る舞う新澤貴之社長

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 和菓子店「菓匠庵 白穂 若江岩田本店」(東大阪市若江本町1、TEL 06-6723-2075)が2月2日、来店客に厄よけぜんざいを振る舞った。

同店で振る舞う厄よけぜんざい

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 菓匠庵白穂を営む新澤秀子さんは「小豆には魔よけの力があるとされており、昔はこの辺りでも節分の日に厄年の人が家でぜんざいを作り、道行く人に振る舞っていた。今は個人宅では振る舞わなくなり、店などが振る舞うようになった」と説明する。同店では2012(平成24)年から、2月3日に厄よけぜんざいを振る舞っている。

 ぜんざいに使う小豆は、同店が粒あんに使うのと同じ兵庫県の春日大納言。秀子さんの長男で共同代表の新澤貴之社長は「粒が大きく、香りが良い。こしあんには北海道産で淡い紫色になる小豆を選び、使い分けている」と話す。砂糖は北海道のてんさい糖、塩はミネラルが豊富という沖縄の「粟國の塩」を使う。滋賀羽二重糯(もち)をついた餅を焼いて、注文が入ってから一杯一杯作っている。

 同店近くで会社を経営する女性は「友達からもらったお菓子がおいしかったので2年前から通っている。普段甘いものは食べないが、ここのあんどーなつが好き。ぜんざいは初めて食べたが、家で作るのとは全く違い、甘さも控えめでおいしい」と笑顔を見せる。

 貴之さんは「厄よけはもちろんだが、最初はイベントで店を盛り上げたいと始めた。材料にこだわった自信作のおいしいぜんざいを食べてもらいたい」と話す。

 昨年までは若江岩田本店のみで振る舞っていたが、今年は2月3日に石切店(中石切町5)でも振る舞う。10時提供開始。16時ごろまで。1点以上商品を購入した人を対象に100杯限定。

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