「大阪府高校ラグビー交流会 with One Rugby 4種目同時体験会」が5月4日、東大阪市花園ラグビー場第2グラウンド(東大阪市松原南1)で開催される。
大阪府立北野高校ラグビー部OB会が呼びかけ、部員不足や練習環境に悩む大阪府内の高校ラグビー部を支援しようと設立した「大阪府高校ラグビー交流会」(大阪市北区)。昨年5月には、元日本代表選手や現役ラグビー選手による部員少人数校への指導や初心者歓迎の「史上最高の合同体験入部」、交流会などを行った。ラグビーの普及、指導者と選手の育成を目的とするNPO「One Rugby」(神戸市)理事長で元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さんが北野高校OBとして昨年、同交流会に参加したことから、今回、合同でイベントを企画した。
今回のイベントでは「さまざまなラグビーに触れて自分に合ったラグビーを知ることや、デフやブラインド、車いすラグビーを通して、多様なあり方を学ぶ機会を提供したい」と、4種目のラグビー競技体験を用意。種目は、接触プレーの少ない「タグラグビー」、四肢に障がいがある人が専用の車いすに乗って行う「車いすラグビー」、目が不自由な選手のために考案された「ブラインドラグビー」、聴覚に障がいがある選手が一般のラグビーと同じルールで戦う「デフラグビー」。廣瀬さん、元車いすラグビー日本代表の三阪洋行さん、ブラインドラグビー選手の添田翔さん、デフラグビー日本代表の大塚貴之さんがそれぞれ講師を務める。
当日は、オープニングイベントの後、グループに分かれて各競技30分、4競技を体験する。参加無料。未就学児は保護者同伴。
廣瀬さんは「体験の中でそれぞれのラグビーの特徴や違いを学ぶことができる。キックできないラグビー、車いすに乗ってプレーするラグビー、耳が聞こえにくい状態でのラグビー、目が見えにくい状態でのラグビーがあり、その中で工夫することは新たな学びでもある。過去の体験会に参加された方からは楽しかったと言ってもらえているので、参加してほしい」と話す。
開催時間は13時~16時30分。雨天中止。参加申し込みは4月30日22時まで、ウェブフォームで受け付ける。