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少人数の高校ラグビー部、花園ラグビー場で合同練習 ライナーズOBが指導

7月26日の練習会の様子

7月26日の練習会の様子

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 部員不足により他校との合同チームでしか試合に出場できない大阪府内の高校ラグビー部を対象にした合同練習会が7月24日~7月27日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)練習グラウンドで行われた。

花園近鉄ライナーズOBが指導

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 大阪府立北野高校ラグビー部OB会の呼びかけにより、部員不足や練習環境に悩む大阪府内の高校ラグビー部を支援しようと立ち上がった大阪府高校ラグビー交流会が5月3日、花園ラグビー場で「大阪府高校ラグビーカミングデー」を開催。部員少人数校が参加し、元日本代表選手や現役ラグビー選手らによるラグビー指導や、初心者歓迎の「史上最高の合同体験入部」、交流会を行った。

 花園近鉄ライナーズアカデミーコーチの佐藤幹夫さんは「5月3日の合同体験会に参加し、改めて大阪の合同チームの多さに驚かされた。力になりたい、ライナーズとして何かできないかと、花園ラグビー場のグラウンドを開放し、普段できないチーム練習や合宿の代わりにしてもらおうと夏の合同練習会を企画した」と話す。府立布施工科高校ラグビー部は同企画に賛同し、「参加する高校だけで人数が足りない場合は、人数合わせに使ってほしい」と協力を申し出たという。

 7月26日の練習会には、北野高校を含む11校の合同チームと府立都島工業高校ラグビー部が参加。花園近鉄ライナーズの佐藤さん、デベロップメントコーチ・普及担当のタウファ統悦さん、リクルーターの森田尚希さん、OBでプロラグビーコーチの三原亮太さんが指導した。

 北野高校ラグビー部顧問の橋爪宏和さんは「単独チームを目指しているが1年が入ってこず、現在の部員は8人。今回、芝のグラウンドを貸してもらえる、ライナーズのコーチングがあるかもしれないと聞いて参加を決め、普段している練習内容と参加人数を伝えて練習メニューを考えてもらった。生徒にとっていい1日になった」と話す。

 指導を終えた佐藤さんは「普段と違う人から言われることで気づきを与えられていたら。人数が集まれば秋に引退試合も企画したい」と話す。

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