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東大阪・石切回廊で「竹あかり」ワークショップ 盆踊り大会会場を装飾

竹あかりワークショップの参加者

竹あかりワークショップの参加者

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 石切劔箭(いしきりつるぎや)神社前の商業施設「石切回廊」(東大阪市東石切町1)で9月5日、竹あかり作りワークショップが行われた。

あかりをともすと「石切」の文字が浮かび上がる

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 石切参道商店街振興組合では今年初めて、商店街のPR動画を製作。同組合理事長の中澄史雄さんは「これまでに2万1000回以上の視聴があるが、地元の人はまったく見ていない。人を集めて地域の人にPR動画を見てもらおうと、盆踊り大会を企画した」と話す。

 盆踊り大会の企画を考える中で、同商店街のテーマソング「いしきり参へ行こうよ」を歌うシンガー・ソングライターの藪下将人さんの縁で就労継続支援B型事業所「キミト☆ミライ海南」を運営する「竹千代」(和歌山県海南市)と出合った。同事業所では、放置竹林の竹の有効活用と利用者の高工賃を目指して、竹に穴を開けてデザインし、あかりをともす「竹あかり」をはじめとする竹製品を作っており、盆踊り会場の装飾として、地域の人が作った竹あかりと同事業所の職員と利用者が製作した竹のオブジェを展示することにした。

 同商店街主催で竹あかりワークショップを行うのは2回目。当日は地域住民や商店主など11人が参加した。竹千代社長の谷正義さん指導の下、電動ドリルを使い、型紙に合わせて「石切」の文字や好きな柄の穴を開けた。

 子どもと一緒に参加した40代の女性は「最初はドリルを使うのが怖かったが、思い通りにできた。盆踊りにも来る予定」と話す。今年から商店街内の店舗で働き始めた男性は「初めて来た時から石切の雰囲気が好きで、街の取り組みを知りたくて参加した。盆踊りは初めてなので楽しみ」と笑顔を見せる。

 盆踊り大会は9月14日17時から20時30分まで、石切回廊の駐車場で開催する。藪下さんの演奏で踊る同商店街テーマソングの盆踊り、大阪市内の団体による大阪・関西万博テーマソング盆踊りなどのほか、地域の団体による河内音頭の盆踊りも行い、石切回廊の壁面には商店街のPR動画を投影する。石切回廊や近隣の駐車場には、屋台や子ども向けの縁日が出店する。司会はタレントの安田欣司さんが務める。

 中澄さんは「地域全体がまとまって、来年の大阪・関西万博の盛り上げと、来年以降の盆踊り大会開催につながれば」と話す。

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