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東大阪で「地域安全運動枚岡大会」 みどり清朋高校生徒による防犯教室も

「全国地域安全運動 枚岡大会」の様子

「全国地域安全運動 枚岡大会」の様子

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 「全国地域安全運動 枚岡大会」が9月27日、東大阪市立東体育館(東大阪市鷹殿町)で開催された。

大阪府立みどり清朋高校地域貢献部による防犯教室

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 主催は、枚岡警察署、枚岡防犯協議会。10月11日~20日まで行う「全国地域安全運動」に向け、防犯機運を高めようと企画した。この日は、長年の防犯活動と警察への協力に貢献したとして、枚岡警察署の上田潤一署長から、今年設立70周年を迎える枚岡防犯協議会に感謝状が贈呈された。

 同大会で上田署長は「特殊詐欺の被害防止について、現在、最重要課題として取り組んでいる。特殊詐欺被害は昨日の段階で34件、被害総額は約3,600万円と、昨年同期比を上回っており、被害者の約9割は65歳以上の高齢者。特殊詐欺をはじめ、犯罪の被害を防止するためには地域住民の一人一人が安全意識を高め、関係機関、団体など、地域が一体となった防犯活動に取り組み、犯罪が発生しにくい地域づくりを進めることが重要。力添えをお願いしたい」と、あいさつした。

 その後は、防犯功労者表彰が行われ、豊浦地区委員長の平田勝久さんが全国防犯協会連合会会長表彰を、孔舎衙(くさか)地区防犯委員長の大濱博幸さん、鳥居地区防犯委員長の秋田正司さん、額田地区防犯副委員長の山口善雄さんがそれぞれ、防犯功労者として表彰された。そのほか、子どもの安全を見守る愛ガード推進委員会や広報啓発活動に協力した読売新聞販売店に感謝状を贈った。

 第2部では、大阪府立みどり清朋高校(池島町)地域貢献部による防犯教室を開催。同部は、「中河内戦隊セイホウジャー」として、幼稚園では虫歯予防、高齢者施設では体操、地域のイベントでは環境などをテーマにヒーローショーを行っており、今回は防犯をテーマに新作を披露。地域の平和を乱す怪人・トゥースが警察官や銀行員になりすまし、ターゲットの枚岡パンダに電話で銀行口座と暗証番号を聞き出そうとしているところに、セイホウジャーが「特殊詐欺かも」と現れるというストーリーで、「防犯機能付き電話機を設置すること、怪しい電話がかかってきた時には誰かに相談すること、大阪府警が配信する安まちメールで特殊詐欺情報を知ること」と呼びかけた。防犯教室の後には、大阪府警察音楽隊による防犯コンサートが開かれた。

 防犯教室を終えた地域貢献部部長で同校2年生の松田小春さんは「ショーを通じて詐欺を減らしたい」、同1年生の前西未来さんは「少しでも疑問を抱いたら警察に相談してほしい」、松家駿さんは「おじいちゃんやおばあちゃんに何かあっても駆けつけてあげられないので気をつけてほしい」と呼びかける。

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