
海の生き物がテーマのマルシェ「MITOSUI~東大阪ミニミニ海洋博~Part2」が4月12日、サメと触れ合えるすし店「寿しまつもと」(東大阪市大蓮東3、TEL 06-6722-4174)で開かれる。
1970(昭和45)年に創業し、今年55周年を迎えた同店。開店当初はカウンター席だけの店だったが、1975(昭和50)年に店舗を拡張。その際に大阪では初めて、店内に掘り込み式のいけすを作った。3代目の松本剛さんは「昔は食用の魚を入れていたが、今は売るには小さい魚を市場でもらってきてペットとして飼っている」と話す。現在は、ドチザメ、ホシザメ、ウツボ、ホウボウ、カワハギなど8種を飼育し、利用客を楽しませている。
いけすを見て育った松本さんは子どものころから魚が好きで、サメ好きアイドルやユーチューバーと交流するうちに「生きたサメがいる店でサメ好きの人と交流するイベントができれば」と、「MITOSUI~東大阪ミニミニ海洋博~」を企画。海洋生物をテーマに雑貨やアクセサリーを作るアーティストを招き、昨年6月に第1回を開催した。松本さんは「関東など遠方から来られた方も多く、約100人が来場した。サメ好きの人に見てほしいと、自作のサメの剥製を持ってきてくれた子どももいた」と話す。
2度目の開催となる今回は、深海ザメの歯入りアクセサリーを販売する「深海ラボ」、文字を生かした海洋生物のオリジナルグッズを製作する「さめのよる」、深海キャラクターのアクリルキーホルダーなどを販売する「深海生物街」、深海生物をリアルに描いたグッズなどを販売する「ichironyan」、自作のサメフィギュアを展示販売する「MEGALODON」、廃棄される予定だった小さな魚で透明骨格標本を作る「アクアテイメント」など、8ブースが出店する。
会場には、深海魚ハンターの西野勇馬さん、深海魚発信基地の村井隆行さん、静岡県を本拠地にする大物投げ釣り師の梶谷竜也さんによる「深海魚タッチ」が初登場。普段接する機会の少ない深海魚を触ることができる。1回3分500円(入店時に整理券購入が必要)。
松本さんは「昨年好評だったので、今回はさらにバージョンアップした。出展者は、商業施設や水族館のイベントに出るような豪華な顔ぶれ」と話す。
開催時間は11時~16時。入場無料。すし店は、昼はテイクアウトのみ、イベント終了後は通常営業。