学ぶ・知る

八戸ノ里で「ピュアマルシェ」 企業と大阪樟蔭女子大生が開発したスープ販売

「ピュアマルシェ」に参加した大阪樟蔭女子大学の学生たち

「ピュアマルシェ」に参加した大阪樟蔭女子大学の学生たち

  • 9

  •  

 「ピュアマルシェ2025」が6月21日、「発達障害サポートセンターピュア」(東大阪市御厨南、以下ピュア)で開催された。

学生が企画した食育講座

[広告]

 ピュアの東大阪と奈良の事業所には利用者が農業を行う農園があり、「栽培した野菜を使って商品開発ができないか、学生のアイデアがほしい」と、大阪樟蔭女子大学(菱屋西4)健康栄養学部健康栄養学科の木村雅浩教授に相談。大阪府中小企業家同友会に加入する業務用冷凍食品卸の「ナコム」(加納5)、業務用の油脂・食品・洗剤商社「マルキチ」(本庄西3)、イタリアン「Mystique(ミスティーク)」(小若江1)の3者を交え、同大学学生有志と5者で2023年春、「誰もが安心して暮らせる社会を実現する」を理念に掲げて商品開発に取り組む「中河内おみやげPROJECT」を始動した。

 同プロジェクトでは、学生と企業が畑の見学や野菜の収穫、野菜の下処理などを体験し、学生たちが出したアイデアを基にミスティークがレシピを開発。試行を重ね、同施設が栽培するキクイモ、サツマイモ、サトイモを使った、カレースープ、トマトスープ、サツマイモポタージュの3種類のスープを開発し、昨年、女性経営者全国交流会で販売した。

 現在、同プロジェクトに参加する学生は管理栄養士専攻3年の4人。9月29日には、大阪・関西万博会場内のフューチャーライフヴィレッジに出展し、同プロジェクトの取り組みを紹介することが決まっており、そのプレイベントとして地域の人に向けた「ピュアマルシェ」を企画した。

 会場では、同プロジェクトで開発したカレースープやピュアの農園で収穫したバジルと玉ねぎを使ったピザなどを販売。農園ではジャガイモの収穫やサツマイモの苗植え体験などを行い、施設内では、同農園で育てている野菜についてクイズなどを通じて学ぶ学生企画の食育講座などを行った。

 学生たちはこれから万博出展に向け、プロジェクトを紹介する動画の作成などに取り組む。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース