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大阪府立中央図書館で万博参加国の資料展示 「ダ・ヴィンチ手稿」複製資料も

イタリアパビリオンの展示にちなみ、レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿の複製資料を展示

イタリアパビリオンの展示にちなみ、レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿の複製資料を展示

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 「『世界と未来を知ろう!』-2025年大阪・関西万博と『知』を繋ごうプロジェクト~EXPO2025秋の陣イベント~」が現在、大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)で開催されている。

大阪・関西万博に参加する国の本を集めた「世界を知ろう!」コーナー

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 春、夏に次ぎ3回目となる同館での大阪・関西万博関連企画。万博によって広がる学びをさらに深められるよう、「世界を知ろう!」「未来を知ろう!」「パビリオン関連コーナー」の3コーナーを通じ同館所蔵資料を紹介する。

 「世界を知ろう!」では、158の国・地域が参加する大阪・関西万博会場内で独自のパビリオンを建設した「タイプA」47カ国にスポットを当て、資料を展示。各国の文化や歴史、民話、料理など、日本語で書かれた本と各国で出版された原書を集めた。同館調査相談課人文系資料室長の松井涼真さんは「万博会場のパビリオンでさまざまな国の文化を知るように、資料でも触れてほしい。タイプA以外で興味を持った国の資料については職員に聞いてもらえたら」と話す。

 「未来を知ろう!」では、大阪・関西万博の3つのサブテーマ「Saving Lives(いのちを救う)」「Empowering Lives(いのちに力を与える)」「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」に関連する最新のテクノロジーやSDGsなどをテーマにした本が並ぶ。「ほかの図書館と違うのは専門的な書籍を収集しているところ。書店でもあまり見かけないような本もあるので見てもらえたら。子ども向けから専門書まで幅広く選んだ」と松井さん。

 「パビリオン関連コーナー」には、イタリア、中国、フランス、シグネチャーパビリオンに関連する資料を集めた。イタリアパビリオンの目玉展示の1つである「アトランティコ手稿」にちなみ、同館が所蔵するレオナルド・ダ・ヴィンチの「鳥の飛翔に関する手稿」「パリ手稿 A手稿-『1』」の複製資料を展示するほか、中国パビリオンの映像展示で使われている「耕織図」の複製資料、フランスパビリオンで展示されている「ルイ・ヴィトン」「クリスチャン・ディオール」に関連する本が並ぶ。

 シグネチャーパビリオン関連では、宮田裕章さん、石黒浩さん、中島さち子さん、落合陽一さん、福岡伸一さん、河森正治さん、小山薫堂さん、河瀬直美さんのプロデューサー8人の著書を展示する。

 開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜休館。10月8日まで。

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