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近畿大学で阪神・佐藤輝明選手MVP受賞セレモニー 「近大マグロ」を贈呈

セレモニーには多くの学生とファンが駆け付けた

セレモニーには多くの学生とファンが駆け付けた

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 阪神タイガースの佐藤輝明選手が12月2日、母校の近畿大学(東大阪市小若江3)で行われたセ・リーグMVP受賞記念セレモニーに出席した。

松村到学長が佐藤選手に「近大マグロ」を贈呈

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 佐藤選手は2021年、同大学経営学部を卒業。今季、打撃では40本塁打と102打点で2冠。さらに、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞、最優秀選手賞(MVP)を獲得し、阪神の優勝に大きく貢献した。近畿大学卒業生でセ・リーグの最優秀選手賞を受賞したのは佐藤選手が初めて。

 セレモニーは昼休みの時間帯に行われ、会場には学生や阪神ファン約1200人が集まった。松村到学長は「近畿大学はこれまでに約70人のプロ野球選手を輩出しているが、セ・リーグMVPを獲得したのは初の快挙。学生・教職員一同、本当に佐藤選手の活躍をうれしく思っているし、誇りに思っている。来シーズンも『かっ飛ばせーてーる』の応援を受けて、バットを振り抜いて勝利に向かって突き進んでほしい」と祝福した。

 その後は、近畿大学が世界で初めて完全養殖に成功したクロマグロ「近大マグロ」を佐藤選手に贈呈。全長1.2メートル、重さ32.2キロの近大マグロを受け取った佐藤選手は「でかい」と驚いていた。

 佐藤選手は「すごく多くの人に集まってもらってびっくりしているが、凱旋という形で戻ってくることができてとてもうれしい。皆さんもこの近大でいっぱい学んで世の中に羽ばたいていってください」と集まった学生にエールを送った。

 セレモニーを終えた佐藤選手は「皆さんに集まっていただいてうれしかった。(マグロが)でかいので、ちょっと一人じゃどうにもならない。誰に食べてもらおうかな」などと話し、「来年以降もいい結果を残して報告できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 松村学長は「学内で広報していないにも関わらず、自然にこれだけの学生が集まったというのは、佐藤選手の人気、みんなの期待だと思う。学生にとってモチベーションになるのでありがたく思っているし、誇りに思っている」と話す。今後、さらなる活躍をした時にどのような祝福をするかについては、「今回はそんなに大きなマグロではなかったが、例えばWBCに選ばれたり、将来的にメジャーに行って活躍したりする時には、もっと大きな近大マグロを作ることができるので今から育てたい」と笑顔を見せていた。

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