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東大阪・俊徳道に「中華蕎麦 福はら」 「麺や 福はら」新ブランド店、メニュー豊富に

店主の福原康一さん(写真左)と中華蕎麦 福はらの店長・西嶋晋さん

店主の福原康一さん(写真左)と中華蕎麦 福はらの店長・西嶋晋さん

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 近鉄大阪線俊徳道駅、JR俊徳道駅近くに「中華蕎麦(そば) 福はら」(東大阪市俊徳町1、TEL 06-6743-7159)がオープンしてから1カ月がたった。

味玉淡麗煮干しそば(醤油)

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 大阪出身の店主・福原康一さんはバイクツーリングをしながら食べ歩くのが好きで、特に麺類が好きだった。奈良の「無鉄砲」に出合った際には、「こんなラーメンがあるんだと衝撃を受けた」という。ラーメンブログを書き、mixiのコミュニティーでつながりができ、ラーメン店のレセプションにも呼ばれるようになった福原さんは、客として通っていたラーメン店に食べに行った時に「ちょっと手伝ってよ」と言われ、それが「スープ混ぜといて」「スープこしといて」と言われるようになり、「無償でしていたが楽しく、今までにない充実感があった」と、ラーメンを作ることに興味を持ち始めた。

 当時は会社員として働きながら、週末はラーメンのイベントを手伝っていたという福原さん。「20歳を超えたころから、会社員としてしていた仕事は一生はやらないなと思っていた」といい、ラーメン店の仕事が楽しく、7年間勤めた会社を辞め、関東にあるラーメン店「麺屋 一燈」で働いたという。

 「麺屋 一燈では、3年たったら独立していいと言われた」と福原さん。大阪で物件を探し、3年半後の2017(平成29)年に、地元・今里で「麺や 福はら」(大阪市生野区)を出店した。「大阪から離れ、東京のラーメンを持って帰ってくることは嫌がられると思ったが、以前からつながりのあったラーメンブロガーの人たちからは新しい風を吹かせてほしいと受け入れられた」という。2019年には鶴橋にセカンドブランドの「ラーメン フクロウ」(大阪市天王寺区)を開いた。

 今里で育ち、今里から久宝寺が生活圏だったという福原さんは自分のルーツをたどり、「この辺りに住んでいた友人がいたのでラーメンでこの地域を盛り上げたい」と、3店舗目の「中華蕎麦 福はら」の場所に俊徳道を選んだ。一燈での修業時代には、とんこつの店と煮干し中華そばの店の立ち上げから携わっており、「一燈出身の人で修業先の味を踏襲する店が少ない」と、新店舗では、小豆島のいりこを使う中華そばと豚骨魚介や濃厚煮干しのつけ麺を提供する。

 メニューは、淡麗煮干しそば(しょうゆ・塩=900円)、濃厚煮干しつけ麺、豚骨魚介つけ麺、大人のカレーつけ麺(以上、950円)、プレミアムつけ麺(1,100円)の6種類の麺と、ご飯もの、トッピング、水ギョーザなど。「煮干しは小豆島の漁師から直接買っている物で、えぐくも苦くもないので煮干しラーメンは臭いと思っている人に食べてみてもらいたい。あっさりもつけ麺もあり、ミニ丼やチーズリゾットもあるので、いろんな組み合わせを楽しんでもらえる」と話す。席数はカウンター席8席。

 福原さんは「うちで修業した子が独立する時に選べるよう、店舗ごとにブランドとメニューを変えている。違う味を出し続けるプレッシャーを自分にかけ続け、ゆっくりでも進みたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は、11時~15時、18時~21時30分(当面の間は20時まで)。

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