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東大阪の「ユウガタマルシェ」が2周年 地場産野菜を直売、立ち飲みバルも

オーナーシェフの白山さん(写真中央)と野菜を販売する東大阪の農家の人たち

オーナーシェフの白山さん(写真中央)と野菜を販売する東大阪の農家の人たち

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 近鉄奈良線・河内花園駅南側の花園本町商店街内「お野菜料理 ふれんちん」(東大阪市花園本町1、TEL 072-961-4910)で5月27日・28日の2日間、「ユウガタマルシェ・バル」が開かれた。

農家の人と会話しながら野菜を購入

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 旬の地場産野菜と国産食材を使ったメニューを提供する同店。オーナーシェフの白山登茂和さんが「農家さんと一緒に畑に行ったりいろいろな話をしたりする中で、いい野菜を作っているのにJA直売所だけの販売だけではもったいない。直売所ではどんな人が買っていったかもわからない」と感じ、「農家さんも直接反応が見られるし、お客さんも作り手がすぐ隣にいる驚きがあっていいのでは」と同イベントを企画。2014年5月から始めた。

 毎月第4金曜・土曜に開催。地元の若手農家が15~20種類の野菜を用意し、店頭で販売するマルシェを開く。開催日、店内は、店頭で販売する野菜などを使った立ち飲みワインバルとして営業する。「JAの直売所は15時に閉まるので、会社帰りに買い物をする人は地元産の野菜を買うのが難しい」ことから、16時30分ごろからスタートする。

 27日には、トマトや新ジャガ、キュウリ、カブ、ズッキーニ、エンドウ豆などを販売。店内では、「えんどう豆のクリームコロッケ」「ズッキーニと小豆のチーズグラタン」など12種類の一品料理と、柏原や八尾、羽曳野など近郊で製造されたワインや地ビールなどを提供する。バルの料金は、前菜盛り合わせとワインまたはフルーツジュース1杯で1,000円。以降は、ドリンク、一品料理ともに1品500円から提供する。

 月に1~2回、同店で食事をするという大東市に住む女性は「今まで来たいと思っていたが時間が合わず来られなかった。念願かなってやっと来られた」と笑う。店頭で農家の人と会話を楽しみながら野菜を購入し、店内でも友人と食事を堪能していた。

 男性や親子向けの出張料理教室や、「子どもの孤食を減らし、生産者の話を聞きながら友達と楽しく食事をしてもらいたい」と始めた「こどもsmile!!レストラン」などにも取り組む白山さん。現在は、「料理教室を店でもできるよう準備中」と話す。

 次回の「ユウガタマルシェ・バル」は6月24日・25日。

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