JR西日本と大阪外環状鉄道は8月5日、おおさか東線のJR長瀬-新加美駅間に設置する新駅の概要を発表した。
JR長瀬-新加美駅間は約2.8キロと同線の中では距離が長く、地元からの要望を受け新駅の設置を決定。2013年4月に発表し、昨年9月末に工事に着手した。新駅の所在地は東大阪市衣摺5丁目で、両駅から約1.4キロの場所に位置する。駅仮称は「衣摺(きずり)」。
高架下の駅舎で、設備は8両対応の相対式ホーム2面、各ホームにエレベーター1基とエスカレーター上下各1基を備える。
駅舎のデザインは「モノづくりが紡ぐ歴史とまち」をテーマに、ものづくりが盛んな地域の特性を取り入れたデザインとし、古代の染め型を使った染色技法を表現。イメージパースの駅名を掲げる入り口上部の白っぽいグレーの部分で布、縦に入ったベージュのラインで染め型をそれぞれイメージ。布の部分は金属パネル、染め型の部分はルーバーを使い表現するという。駅舎は自然光を取り入れ、明るく開放的な空間になるという。
駅舎の開業に伴い東大阪市では、駅前交通広場の整備も進めている。
2018年春開業予定。大阪外環状鉄道のホームページでは、工事の進捗(しんちょく)状況を公開している。