近鉄布施駅近くの「二星(にぼし)らーめん ららら」(東大阪市長堂、ポッポアベニュー1番館、TEL 06-6789-7622)が2月23日、開店2周年を迎えた。
大阪市内の「煮干しらーめん 玉五郎」に勤めていたという店主の工藤伸さん。30歳ごろから独立を考え始めたといい、同チェーンにはのれん分けの制度があったが、「組織の中で働くのが苦手なのかな」と思っていた工藤さんは37歳で独立して同店を開いた。
以前は物販店だった店舗物件を「ゆっくりできる落ち着いた感じにしたい」と改装。もともとあった外観の黒を生かして店内の天井や壁面上部も黒くした。店舗面積9坪の店内にはカウンター席11席を設ける。店名はなかなか決められなかったが、「歌が好きで大黒摩季さんやミスチルの世代。楽しい感じがする」と、「ららら」とした。
メインメニューの「二星らーめん」(700円)は、鶏ガラと豚骨をベースに、煮干しのだし、しょうゆベースのたれを合わせたスープで、麺は中細のストレート麺。具材は、豚モモ肉のチャーシュー、メンマ、青ネギ、タマネギ、のり、ナルト。工藤さんは「あっさりめの味で育った」といい、味を決める際には両親や身内の意見も取り入れあっさりめに仕上げた。1人で来店する年配の利用客も多く、「最初は入りにくそうだが、あっさり食べやすいとリピーターになってくれる人も多い」という。
麺メニューは、唐辛子みそに漬け込んだニラとショウガを入れた「赤い二星らーめん」(800円)、あっさり特製スープの「二星つけめん」(並180グラム=850円ほか)、平日限定の「らららのまぜそば」(1.5玉または2玉、小ご飯付き950円)、ランチ限定の「満足 水餃子定食」(二星らーめん、水餃子2個、白飯=880円)など。ご飯ものは「豚飯」(350円)、「玉子飯」(250円)など。
「ラーメンはジャンクフードのジャンルに入れられるが、ラーメンもスープも食事の一つとして考えられるようなものを作っていきたい」と工藤さん。
営業時間は11時30分~15時、18時~22時。火曜定休。