自社ブランド製品の企画開発・販売を手掛けるビーズ(東大阪市長田東1)は7月8日、同社アイデアグッズブランド「BIBI LAB(ビビラボ)」で人型防虫ネット「着る蚊帳 ネッツメン」の販売を始めた。
昨冬は防寒着「人型寝袋フリース」を発売し注目を集めた同社。テレビをはじめ、多くのメディアに取り上げられ反響を呼び、販売実績も目標を達成したという。今回は夏の商品として同じく人型の「着る蚊帳」を開発した。
同製品は、約1ミリ四方の網目ネットを人型のワンピース状にしたもので全身をネットで覆うことができる。製品に防虫スプレーをかけて使うことで「汗や水で流れてしまうことがなく、比較的効果が持続するうえ、肌への影響も少ない」という。
開発に当たり商品企画部の川瀬隼利さんは「蚊に刺されないよう肌と網の間にゆったりと隙間を持たせたサイズ、日常の作業が行えるよう手先と足先を出せるデザイン、蚊の侵入を防ぐため手首と足首部分をゴムバンドにするなど工夫した」という。「危機管理の甘い若い世代に蚊が運ぶ疫病の存在を知ってもらいたい」と、Mサイズのピンクの製品には「天女の羽衣」、Lサイズの製品には「蒼天夏時雨」「白虎の仮宿」などの名称を付け、「人間と蚊の戦い」をゲームに見立てた製品紹介ページを制作するなど、プロモーションにも力を入れる。
「ガーデン、ベランダ、ガレージなど自宅敷地内だけでなく、長時間野外で過ごすアウトドアでも、ぜひ着用していただきたい」と川瀬さん。価格は7,128円。