カレーパンを通じた町おこしとカレーパンの普及を目指す「東大阪カレーパン会」のウェブサイトが4月7日、リニューアルした。
「ご当地グルメなど食ブランドで街を盛り上げたい」と、2008年に東大阪市経営企画部企画室の若手職員らが提案し、2011年1月に発足した同会。
「ラグビーのまち」を表明する東大阪市で、「ラグビーボールと形が似ている」「市内の御厨にはかつてハウス食品のカレー工場があった」ことから、東大阪をイメージできるものとしてカレーパンでの町おこしが始まった。
「東大阪カレーパン」は特定のパンを指すのではなく、市内のパン店で販売される各店のカレーパンを集結したもの。市と同会、ハウス食品の3者で開発したオリジナルフィリング「カレンちゃんのこころ」を使い、各店が考案したカレーパンを販売する店もある。現在は26店が会員となり、マイルドなものや辛いもの、揚げカレーパン、焼きカレーパン、トライくんの焼き印入りなど、バラエティに富んだカレーパンが登録されている。会員店舗は店頭にステッカーやのぼりを掲げ、東大阪市民ふれあい祭りや高校ラグビーなどでは、同会の名前でブースを出店している。
会員は個人の店も多く、多数の店舗がそろってイベントに出向くのが難しい状況があり、「イベントに出店しても、まだカレーパン会を知らないという人も多い。まずは情報発信をしっかりして知名度を上げよう」(企画室の岸本高延さん)と、ウェブサイトをリニューアルした。
今回のリニューアルではデザインを大幅に変え、スマートフォンにも対応。これまで活用していたツイッターに加えてLINEアカウントも新たに取得した。個人への情報発信を強化するとともに、会員間の結束も強めていく方針という。
同会は、5月14日に開かれる東大阪市民ふれあい祭りに出店する予定。