近鉄けいはんな線・新石切駅近く、石切劔箭(いしきりつるぎや)神社西側参道沿いのドーナツ工房「sonnet(ソネット)」(東大阪市西石切町1、TEL 072-980-7277)が週末限定で、近隣店舗とコラボした新商品を販売している。
4月14日、布施から移転オープンした同店。ミキサーを使わず手でこねるドーナツは、外はサクサク、中はフワフワしているのが特徴で、移転後も以前からの利用客が多く訪れているという。
マスターの瀬川栄三さんは移転前から「地域の特産品を活用して商品化するなど、創作的なことに取り組みたいと考えていた」と言い、第1弾商品として「くるみんドーナツ」(250円)を4月22日に発売。同商品は、同じマンションの1階にある喫茶&ブティック「くるみん」の白玉団子と枝豆あんを黒糖味のナチュラルドーナツでくるんだ商品。
第2弾は、石切参道商店街の公楽軒(東石切町)の甘栗を使った「甘栗のドーナツ」(200円)で、「甘栗をそのまま入れたら硬かった」と、皮を取って蒸した甘栗を蜜煮にし、ペースト状にしたものと刻んだものを生地に混ぜ込んだ。
第3弾は、久保ひろうす店本店(東石切町)のおからをいり、粉とおからを合わせて豆乳を入れたものに甘酒を加え餅風に練ったもので、青大豆のきな粉を振りかけている。「食べ歩きしてもらえるように」と五平餅のように串に刺し、「おから五平」(200円)と名付けた。「久保ひろうすさんのおからは二度ごししているのでなめらか。豆の味がよく分かるように仕上げた」と瀬川さん。地元の店とコラボした3商品は週末限定で販売する。
そのほか、和三盆クッキーにラムレーズン入りバターを挟んだ冷蔵商品「バターサンド」(180円)や、低温で焼いたドーナツにアイスクリームをのせるドーナツパフェ(300円)など、移転オープン時には無かった商品も販売。
現在は、6月以降に発売予定の「ところてんパフェ」「皿そうめん」を試作中。「布施よりのんびりしていて時間があるので、今後も新作を開発したい。ほかの参道の店ともコラボし、スナック菓子のようなものも作りたい」と意気込む。
営業時間は11時~19時。水曜定休(5月28日・29日は臨時休業、31日は営業)。