近鉄奈良線・八戸ノ里駅前の宮本順三記念館「豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)で8月19日と26日、絵本作家の金尾恵子さんを講師に招く絵本作り教室が開かれる。
洋画家でグリコのおもちゃデザイナーとして活躍した宮本順三さんが生涯にわたり集めた、日本各地の郷土玩具や世界の玩具、作品を保存し公開する同館。ギャラリーのほかアトリエを併設し、定期的に工作教室や絵画教室を開いている。
今回は、同館の「お話会」を担当する「なにわ語り部の会」からの縁で絵本作家の金尾恵子さんを講師に招き、2回連続の絵本製作教室を開催。大阪生まれの金尾さんは、「河合雅雄の動物記」シリーズや「絵本版ファーブル昆虫記」シリーズなど、図鑑や絵本、雑誌などに動物や昆虫、植物の挿絵を描く作家で、「動物や昆虫の目線で写実的に描きながらも話に寄り添う温かみのある絵」が特徴。
19日には、同館とギャラリーで開催する「金尾先生の原画展」の見学会と、絵本製本、ストーリー作りをし、26日には着彩し絵本を仕上げる。開催時間は13時30分~、所要時間は各回2時間。対象は幼児から大人までで、親子での参加も可能。参加費は2回3,000円(入館料、受講費、材料代込み、1回のみの参加は1,600円)。電話・ファクス・メールで受け付ける。
同館学芸員の磯田武士さんは「本格派の絵本絵画に触れる良い機会なので、原画展と絵本作り教室に足を運んでもらいたい」と呼び掛ける。原画展は8月16日~26日。
開館時間は10時~17時。月曜休館。8月8日、11日~15日、20日休業。入館料は、一般=500円、高校・大学生=300円、4歳~中学生=200円。