東大阪・小若江商店街内のニッサク(東大阪市小若江2)駐車場で11月25日、地域活性第2弾「小若江フェスティバル ガラガラ抽選会と大感謝祭」が開催される。
2013年にプロボクサーを引退し、東大阪に移り住んだ同イベント実行委員長の津田修吾さん。同商店街内に1階が倉庫、2階が住居の物件を借り、1階の窓にちょうちんをつるし、居酒屋を始めた。現在、昼は定食、夜は焼き鳥を提供する店として営業し、店先では焼き芋を販売。持ち帰りと宅配にも対応している。
2年ほど前に商店街会への入会案内があったが、「イベントなど何も無く、商店街は衰退気味だった」と振り返る津田さん。「何もないところは衰退していく。それぞれの店が良くなるためには人に通ってもらわなあかん」とイベント開催を提案したが、「やり方が分からへん」「興味が無い」と消極的な意見が多く、「『破壊なくして創造なし』の精神でこれまでもやってきたし、ええもんは残したらいいし、残っていく。話もせずにうやむやにされるのが嫌だった」ので「会議を開いてほしい」と訴えた。
話し合いをする中で商店街内の店から「お祭りしよか」と意見が出たことから昨年7月、地域活性イベントの第1弾として「世界のビールと夏祭り」を開催。ビールの飲み比べと商店街や地域住民による屋台、子ども向けの縁日、よさこいなどのプログラムを用意したところ、「びっくりするぐらい人が来た」という。
今年は商店街会内に実行委員会を立ち上げ、津田さんが実行委員長に就任。夜店での商品購入で参加できる抽選会を企画し、12月に商店街の各店で使える無料券を用意する。「無料券の協力店舗も多く、今年オープンした店のオーナーや近畿大学のボランティア会など、若い人が運営に積極的に協力してくれている」と言う。
今年は夜店のほか、介護支援センターオアシス長瀬(小若江2)による子ども向けの縁日や、よさこい夢源風人と小若江地車会の祭りばやしのパフォーマンスを展開。
「盛り上がりを見せて、学生など若い人も商店街に来るようになってほしい。今後は近大通りなど、近くの商店街とも一緒に何かしていければ」と意気込む。
開催時間は15時~20時。問い合わせは津田商店(tsudasyouten@gaia.eonet.ne.jp)まで。