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東大阪・瓢箪山の商店街にイラストマップ 商店主が220店超の店頭描く

瓢箪山中央商店街振興組合の西仲則夫さん(写真左)

瓢箪山中央商店街振興組合の西仲則夫さん(写真左)

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 瓢箪山高齢者に優しい商店街づくり実行委員会が11月、「-高齢者に優しい商店街づくり-瓢箪山商店街イラストMAP」を制作した。

マップの一部

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 近鉄奈良線・瓢箪山駅北側の瓢箪山中央商店街振興組合(通称:サンロード瓢箪山商店街)と、南側のイナリ前商店街振興組合(通称:ジンジャモール瓢箪山)、瓢箪山駅前東商店会で構成する同実行委員会。瓢箪山地域の商店街利用者の多くはシニア世代で、各店が高齢者向けの商品やサービスを提供しているが十分にPRできていなかったことから、来街を促し、商店街のにぎわいや高齢者の居場所づくりを目的とした新しいマップを合同で制作した。

 ジンジャモール瓢箪山と瓢箪山駅前東商店会は6年ほど前から、イラストマップ入りのチラシを制作。チラシを制作する際に「イラストを描いてみて」と言われて描いた「趣味の店 たからや」(東大阪市神田町)の店主・大東聖弘さんのイラストが採用され、大東さんは各店の写真を撮り約110店の店頭を描写しマップに配置した。

 約3年前から3商店街合同のマップ制作の構想があり、市の「高齢者に優しい商店街作り事業補助金」を活用し、新しいマップの制作を企画。各店に高齢者向けの商品やサービスがないかアンケート調査をしたところ、店内に休憩できる椅子を設置する店や少量でも出前に応じる飲食店、高齢者が集う歌声喫茶など多様なサービスを提供する店があり、大東さんが追加で描いたサンロード瓢箪山分の約115店のイラストとともに、高齢者に優しい商品やサービスの紹介、高齢者が利用する周辺施設などを盛り込んだ。

 瓢箪山中央商店街振興組合の西仲則夫さんは「高齢者になるほど決まった店しか利用しなくなるので、何を売っているか知らない店もあると思う。お買い物が楽しくなるサービスを掲載したので元気なお年寄りに買い物に来てもらいたい」と話す。

 マップはB2判両面。制作部数2万部。スーパーの買い物袋に同封するほか、近隣地域は市政だよりとともに全戸配布する。

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