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大阪府立中央図書館で益田ミリさん原画展 大阪ほんま本大賞特別賞受賞記念

「益田ミリ 『大阪人の胸のうち』原画展」

「益田ミリ 『大阪人の胸のうち』原画展」

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 大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)エントランスで1月7日、第5回大阪ほんま本大賞特別賞受賞記念「益田ミリ 『大阪人の胸のうち』原画展」が始まった。

「ちゃうねん」原画

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 「大阪に由来のある著者、物語であること」「文庫であること」「著者が存命であること」の3条件を満たす作品を対象に、「大阪の本屋と問屋が選んだほんまに読んでほしい本」を選ぶ同賞。2013年に始まり、2016年には同賞のほか、ノンフィクション部門の特別賞も設けた。主催する「Osaka Book One Project」では、受賞作品の販売で得た収益の一部で、社会福祉施設を通じて大阪の子どもたちに本を贈る活動をしている。

 第5回となった2017年は、大賞に有栖川有栖さんの「幻坂」(KADOKAWA)、特別賞に益田ミリさんの「大阪人の胸のうち」(光文社)が選ばれた。

 益田さんは大阪出身のイラストレーター、漫画家、エッセイストで、同作品は26歳で上京した益田さんが東京で暮らす大阪人の目線で書いたコミックエッセー。「お母さんという女」「女湯のできごと」「オトーさんという男」との4部作になっている。

 同展では、同作に収録する「いんじゃん」「ややこしいはなし」「阪神タイガースエピソード」「ちゃうねん」など、「大阪あるある」が盛り込まれた原画作品15点と直筆メッセージ1点の16点を展示。同館指定管理者・図書館流通センターの仲麻紀子さんは「外からの視点で大阪人を描いていてクスリと笑える」と話す。会場には展示する作品「いんじゃん」にちなみ、地域によって異なるじゃんけんの掛け声を来館者から募り掲出している。

 「40代~50代のほっこり癒やされたい女性に来てもらえたら。原画展が始まってからは男性の来場者も多く、新たなファン層を獲得している」と仲さん。会場では益田さんの著書を販売するほか、益田さんや大阪にちなんだ書籍の貸し出しコーナーも設ける。

 開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜休館。1月28日まで。

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