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東大阪・八戸ノ里に「文化の駅」 多世代・多文化交流の場目指す

子どもたちがお菓子入りのくす玉「ピニャタ」を割り施設のオープンを祝った

子どもたちがお菓子入りのくす玉「ピニャタ」を割り施設のオープンを祝った

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 近鉄奈良線・八戸ノ里駅前に1月14日、文化交流拠点「文化の駅」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)がオープンした。

「ひがし大阪もの知りカルタ」を使ったカルタ大会

 グリコのおもちゃデザイナーで画家の宮本順三さんが手掛けたおもちゃや海外で収集した民族文化資料、絵画作品などを展示する宮本順三記念館「豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」の友の会として1999年に発足した「おまけ文化の会」。「絵やおもちゃを通して子どもたちにゆったり育ってほしい」「作ることの大切さを伝えたい」という宮本さんの思いに共感し、折る刃式カッター「オルファ」相談役の岡田三朗さんが理事長となり、地域での文化活動や工作教室などを展開している。

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 同会では、同館に隣接するスペースを市内外の多世代が集う文化施設・社会教育の場となるよう整備し、道の駅のようなにぎわいをつくり出そうと、東大阪市地域街づくり活動助成金を活用した「宮本順三記念館の未来の夢と文化の駅事業」に2016年から取り組んでおり、今年3月にプレオープンイベントを開催。その後改装工事に取り掛かり、オープンにこぎ着けた。

 同スペースでは、「ZUNZOの愛した街の100年」と題し、鉄道の開通や学校の設立、文化施設の開設など、東大阪市内の出来事と宮本さんの生涯をまとめた年表を展示。おもちゃや絵画を中心に市内のものづくり企業を選び、製品の展示と販売を行う。

 オープニングイベントでは岡田理事長が「おまけ文化の会が発足して20年、広い分野の方と出会うことができ人生のプラスになった。みんなが集い楽しむオアシスでありたいと願っている」とあいさつ。南京玉すだれに始まり、同会の工作アトリエ「遊房(あそぼう)」の子どもたちによる影絵人形劇「セロ弾きのゴーシュ」、東大阪を詠んだ「ひがし大阪もの知りカルタ」を使ったカルタ大会が行われたほか、お菓子入りくす玉「ピニャタ」を子どもたちが割るなど、多くの親子連れが集まり盛大にオープンを祝った。

 同館学芸員の磯田武士さんは「今日はゴールではなくスタート。市民の文化の交流拠点にしていきたい」とし、「カルチャールームでは市民活動をするさまざまな団体とともに、絵本や手芸など教室を増やしていきたい」と意気込む。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。入場無料。