第一屋製パン(東京都小平市)と近畿大学(東大阪市小若江3)、アーマリン近大(和歌山県西牟婁郡)は2月1日、共同開発した「和風焼きカレーパン 近大マグロ中骨だし使用」を数量限定で発売する。
同大学では「近大マグロ」の中骨や皮など可食部以外の活用方法を検討しており、これまでにエースコックとのタイアップ商品「近畿大学水産研究所監修 近大マグロ使用 中骨だしのまろやか魚介塩ラーメン」や、近大マグロのコラーゲンを使用したUHA味覚糖のリップエッセンス、コードバンが商品化した近大マグロの皮を使用した財布などを共同で開発してきた。
今回は、アーマリン近大が梅田と銀座に出店する養殖魚専門店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」で出た骨を使い、初めてパン商品を開発。近大マグロの中骨を煮出して抽出したエキスをパウダー化したものとショウガをカレーフィリングに使った和風焼きカレーパンで、ゴマとチーズをトッピングして焼き上げた。
第一屋製パン担当者は「だしが使われておいしいカレーそば(うどん)のイメージが受け入れられやすいと考え商品化を進めた。実際にカレーに負けないだしのうま味がカレーの味わいを引き立たせていて、中骨だしを使うことでコクがあり風味豊かな味わいになった」と話す。
販売エリアは、関東・中部・近畿・中国・四国。スーパーとミニストップで販売する予定。約30万食限定。価格は140円。