ものづくりビジネスセンター大阪「MOBIO(モビオ)」(東大阪市荒本北1、TEL 06-6748-1011)で現在、企画展「関西ものづくり新撰2018」が開催されている。主催は近畿経済産業局。
中小企業を訪問する中、技術は持っているがPR力が弱い企業が多いと感じ、「表彰してPRしたら発展につながるのでは」と同局が2013年に始めた同事業。
5年以内に販売を開始した製品・技術を対象に、独自に開発した「優れた」「売れる」製品・技術を選定し、冊子の作成や展示会の出展などを通じてビジネスの拡大を支援し、中小企業の新産業・新市場の創出促進を目指す。
今回は、「環境・エネルギー」「医療・健康・介護」「先端技術」「防災・セキュリティ」「新市場創出」の5分野とし、7月12日~9月15日の公募期間に応募のあった47件の中から22件を選定した。
同展では、待機電力が低減される省エネルギー変圧器「環境負荷低減カスタム変圧器」(大誠電機工業・守口市)や継ぎ目のないカテーテルの製造装置「MIX-mini(ミックス・ミニ)」(プラ技研・吹田市)、ゴム製の視覚障がい者歩行誘導ソフトマット「HODOHKUN Guideway(歩導くんガイドウェイ)」(錦城護謨・八尾市)、IoTを活用し、検針業務の効率化を図る「ハイブリッド水道メーター」(柏原計器工業・柏原市)、靴下だけでランニングができる高耐久性「はだし靴下」(昌和莫大小・奈良県北葛城郡)など、18企業のパネルや製品を展示する。
地域経済部産業技術課の門田誠二さんは「今年の傾向として、環境・エネルギー分野が減り、医療・健康・介護分野が伸びている」と話す。「近畿以外ではまだまだ知られていないので、宣伝や広報に力を入れ,『関西ものづくり新撰』の知名度を上げていきたい」とも。
2月23日~5月31日には「-挑戦・創意工夫- 今活躍する企業家たち2018」と題し、大阪企業家ミュージアム(大阪市中央区)で特別展示を行うほか、製造技術データベースサイト「イプロス」とタイアップし、同事業の特設ページを掲載する。
開催時間は9時~17時。土曜・日曜休館。入場無料。2月27日まで。