近鉄けいはんな線・新石切駅近く、石切劔箭(いしきりつるぎや)神社西側参道沿いのドーナツ工房「sonnet(ソネット)」(東大阪市西石切町1、TEL 072-980-7277)が3月上旬、新商品「ラグビーボールドーナツ」を発売した。
昨年4月、布施から移転オープンした同店。ミキサーを使わず手でこねる同店のドーナツは、外はサクサク、中はフワフワしているのが特徴。マスターの瀬川栄三さんは「地域の特産品を活用した商品を作りたいと考えていた」と言い、昨年は石切参道商店街の「公楽軒」(東石切町)の甘栗を使った「甘栗のドーナツ」や、久保ひろうす店本店(東石切町)のおからと豆乳を使った「おから五平」などを開発して販売した。
今回開発した「ラグビーボールドーナツ」は「東大阪らしいものを」と考えた商品で、公楽軒とのコラボ商品「甘栗のドーナツ」をベースに考案。商品は2種類あり、「アーモンド」(3個入り300円)は黒糖味の和風の生地に塩とバターでローストしたアーモンドを刻み入れ揚げたもの。「甘栗」(同330円)は、公楽軒の甘栗を八重山諸島産黒糖のシロップで蒸し、炊き込んで食感の残るざっくりめのペースト状にして加えた。両商品とも、揚げた後にオーブンで軽く焼いているという。
現在は、手作りドーナツ(プレーン、シナモンシュガー、きな粉、日替わり商品)のほか、土曜限定の「甘栗ボール」(5個入り180円)、あんドーナツ(230円)などを販売。焼き菓子では「フロランタン」(180円・280円)、クッキー、ラスク類をそろえる。
営業時間は11時~19時。水曜定休。