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大阪の「いちびり」を表彰、「なにわ大賞」締め切り迫る 贈呈式は東大阪で

「第21回なにわ大賞」

「第21回なにわ大賞」

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 なにわ名物開発研究会(大阪市中央区)が主催する「第21回なにわ大賞」の応募締め切りが、5月20日に迫っている。

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 大阪府内のメーカーや流通、サービス、クリエーターなど、業種・業態を越えた「ヒト・モノ・コト」のネットワーク組織として1996年に設立した「なにわ名物開発研究会」。大阪の文化や歴史、街、人など、地域資源を生かしたビジネスやまちづくりの活動を行っている。

 設立翌年の1997年には、「大阪の名物と言える人やグループを市民目線で発掘してたたえ合おう」と、「大阪一のいちびりさん募集」をキャッチフレーズに第1回なにわ大賞を開催。同会のいう「いちびり」は、現在使われているような目立ちたがりやお調子者をちゃかす意味ではなく、語源となる市場を身振り手振りで取り仕切る「市振り」の意味で、転じて物事のリーダーシップを取ることや人を指しているという。

 同賞では有識者による選考委員会を設け、大賞、準大賞、特別賞など毎年8~9件を決定。選考委員は、大阪大学教授・橋爪節也さん、映像製作会社アンテリジャン社長でラジオパーソナリティーの子守康範さん、講談師・旭堂南陵さん、大阪観光局長・溝畑宏さんら10人を予定する。毎年7月28日の「なにわの日」に「贈呈(も~て~)式」を開催しており、ここ数年は、あべのハルカスやOCATなどオープンスペースで開催。一般も観覧可能で、今年は大阪市内から初めて会場を移し、東大阪市役所1階ロビーで行う予定。

 同会では、文化、歴史、芸能、アート、まちづくり、ビジネス、商品開発、教育、国際協力、スポーツなどの分野で大阪らしいユニークな活動をしている個人・団体を募集。自薦・他薦は問わない。過去の主な東大阪市内の受賞者は、第2回準大賞「豆玩舎ZUNZO」宮本順三さん、第3回大賞「上田合金」上田富雄さん、第11回準大賞「秀英」上田秀行さん、第12回特別賞「イソノ理容」(小阪城)、第17回特別賞「河内木綿はたおり工房」ら。

 同会の野杁育郎さんは「贈呈式には多くの東大阪市民の方にもお越しいただきたいが、その前に多数のユニークな応募が集まることが大切。大阪に関するさまざまなジャンルで元気に活動されていて大阪の元気を創造する人たちの応募をお待ちしています」と呼び掛ける。

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