商業施設「フレスポ長田」(東大阪市長田中2)サウスエリア1階特設会場で9月16日、6周年記念イベント「鋳物体験 溶解メタル」が開催される。
同施設では、「ものづくりの街・東大阪にある商業施設として、子どもたちにものづくりの楽しさを感じてもらいたい」と、ものづくり体験教室を展開。グリコのおもちゃデザイナー・宮本順三さんが開設したおもちゃの博物館「宮本順三記念館 豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」の運営を支援するNPO法人おまけ文化の会と共同で行っている。
銅鋳造業「藤綱合金」(高井田本通1)が協力する「溶解メタル」は、今回で4回目。当時、創業間もなかった同社が「工場見学の受け入れなどは体制が整っていないためできないが、外に出ていって子どもたちに体験してもらうことはできないか」と、おまけ文化の会と共に企画し、2015年に1回目を開いた。
イベントでは、ラグビーにちなんだ形の金属を流し込む砂型を作る体験ができるほか、約240度に溶かした金属を型に流し込む作業を間近で見ることができる。完成した鋳物は持ち帰り可能。おまけ文化の会の磯田武士さんは「児童対象のイベントで、男女問わずヤスリやペンチを持って奮闘してくれている。一緒に参加しているお父さんが特に力が入っている」と話す。
会場では、折る刃式カッター「オルファ」相談役の岡田三朗さんと宮本順三さんが考案した創作玩具「サブローごま」や飛ばしごま、紙のルーレットなど、アイデア工作教室も同時開催する。
磯田さんは「鋳物にゆかりの深い河内、ものづくりの街東大阪で、ほんまもんの鋳物師たちと鋳物作りに触れられる機会。サブローごまデザインコンテストも参加できるので来場いただければ」と呼び掛ける。
開催時間は11時~17時。雨天決行。対象は3歳~小学生(未就学児は要保護者同伴)。参加無料。定員は先着50人。