石切地域一帯で9月22日~10月22日、「石切スタンプラリー」が開催される。
親子3世代や石切劔箭神社(東大阪市東石切町1)が所蔵する刀剣「石切丸」の公開を目当てに刀剣ファンの来街が増加したことを受け、石切劔箭神社、公楽軒(同)、東大阪観光協会(荒本北1)、きくち食品(中石切町6)、河内木綿はたおり工房(東石切町3)、大阪モノづくり観光推進協会(上石切町1)では、石切地域を観光地としてPRしようと昨冬、石切連絡会を発足。その後スタンプラリーを企画するにあたり参道商店街に協力を仰ぎ、「石切丸友の会」が発足した。
石切丸友の会代表で公楽軒の阪下正則さんによると、ミュージカル「刀剣乱舞」で石切丸役の崎山つばささんが同店を訪れたことからファンが来るようになり、「ファンの方が崎山さんのグッズをお土産に持ってきてくれるので店内に崎山さんのコーナーを作ったところ、国内各地やアジアから聖地巡礼のようにファンが来るようになった」という。以前はミュージカルの大阪公演の際にファンが来店することが多かったが、「イベントなどがなくても石切さんに参拝に来るようになった人もいて、刀剣をきっかけに広がっていると感じている」と話す。
スタンプラリーのチェックポイントとなる石切劔箭神社本社の海抜は32メートル、上之社の海抜は143.1メートルで高低差は111.1メートル。同会が測定器で実測したところ、歩行距離は1111メートルで、「1が八つ並ぶ縁起の良い末広がりの立体空間をエリアにしよう」と、高低差のあるスタンプラリーを企画。同神社の宝物館の公開と秋季大祭が行われる期間に合わせ開催する。
同スタンプラリーは地域内に設けた30カ所のチェックポイントを回って期間内にスタンプとキーワードを集めるもので、10カ所ごとに記念品を贈呈する。ラリーシートは、同神社崇敬会館、東大阪アンテナショップ「めっけもん もうけもん まいど!東大阪」(東石切町2)、ホテルセイリュウ(上石切町1)で配布。同会ツイッターからもダウンロードできる。
開催時間は9時~16時。