東大阪ツーリズム振興機構(東大阪市荒本北1)は10月13日~11月25日、東大阪市内全域で体験型観光プログラムイベント「ひがしおおさか体感まち博 2018プレ」を開催する。
約1年後に開催されるラグビーワールドカップ2019の開催に向け同機構では、新たな観光まちづくりの一環として開催都市の一つである東大阪に来街する観戦客にラグビー観戦だけでなく街の魅力を発信しようと、市内の事業者や団体、市民とともに体験プログラムを開発。「グルメ」「歴史・文化・伝統」「ものづくり」「スポーツ・アクティビティ」の4ジャンルで、71プログラムを作り上げ、来秋の本番に向けプレ開催する。
プログラムは、「100年ワインと河内野菜のマリアージュ ワインと野菜で体感する河内テロワール」「日本の伝統文化、和菓子と和紙を手づくりで 和菓子作り&和紙の紙すき体験」「便利なオリジナル道具を使って革小物を作る 虹紙製作所のレザークラフト体験」「2019年を楽しくする、ラグビーのイベントを開催!ライナーズとはじめてのラグビー体験」など。開催日時、参加費はプログラムにより異なる。
記者会見で同機構代表理事の清水洋一郎さんは「東大阪ツーリズム振興機構が発足して約2年、ラグビー、ものづくり、下町文化を生かした世界につながる体験型ツーリズムを推進しており、今回のイベントではグルメを追加した。旅行のスタイルが変化して団体旅行は減り個人が増え、旅行業界では、食事や体験など旅中ビジネスを推し進めている。今回71の体験プログラムを作り、基盤を作ることができた」と話す。「まずは日本語のプログラムを実施し、来年春には外国人向けに試行的にしていきたい。ここにしかないプログラムを作り来年には100プログラムに増やしたい」と意欲を見せる。
会見には、プログラムを提供する事業者も出席。近鉄ライナーズアンバサダーのタウファ統悦さんは「ラグビーは体の大きい人、小さい人、足の速い人など、いろんなポジションがあるので誰でもできるスポーツだと発信したい」と話す。菓匠庵白穂の新澤貴之さんは「和菓子を知ってもらいたいと店でも和菓子体験をしている。ワールドカップの開催が決まり、こんなにアピールできるチャンスはないと思うのでチーム東大阪でがんばっていきたい」と意気込む。