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東大阪のプロ野球独立リーグ「06 BULLS」、来季監督に元近鉄・村田辰美さん

村田辰美新監督

村田辰美新監督

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 プロ野球独立リーグ・BFL(ベースボール・ファースト・リーグ)に加盟する東大阪の球団「06BULLS(ゼロロクブルズ)」は11月6日、元近鉄バファローズの村田辰美さんが新監督に就任すると発表した。

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 村田さんは1974(昭和49)年、ドラフト2位で近鉄バファローズに入団。1979(昭和54)年には先発投手として12勝を挙げ、リーグ優勝に大きく貢献。1986(昭和61)年と1987年は開幕投手を務めた。1989年に横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に移籍し、1990年現役引退。野球解説者となった後、1993年~1995年には近鉄の投手コーチを務めた。

 10月20日ごろ、2011年の球団創設から監督を務めてきた村上隆行前監督から「相談したいと連絡があった」と言う村田新監督。「ピッチングコーチの話かなと思っていた」が、村上前監督から中日ドラゴンズ1軍打撃コーチ就任の報告があり共に喜んだ。それに伴い、村上前監督は06BULLSの監督を退任することになり、「近鉄バファローズの意志を継ぐのは村田さんしかいない、監督になってほしいと頼まれた」と振り返る。

 チャリティーゴルフコンペを開いて球団を支援したり、ピッチングの指導をしたりするなど球団創設時から関わりを持っていたが、監督になることをイメージしていなかった村田新監督は即答できず、一度保留。球団幹部と話をし、「野球をしていた人にとって監督は一度はしてみたい職業。このまま老け込むのではなく、やりがいを持っていきたい」と引き受けた。

 「NPBを目指す選手が集まる中、見に行ってもまだプロレベルの選手が少ない印象」と村田新監督。「ブルズは打てるチームだが、エラーがあったり投手が弱かったりする。村上の指導した打撃は引き継ぎ、投手や守りの部分を作っていかないといけない」と課題を挙げる。

 指導法については「弱点を見つけて無くそうとする人が多いが、一つでも良いところを伸ばせば弱点が目立たなくなる。選手とコミュニケーションを取り、何を目指しているか、どうなりたいかを選手自身が考え練習し、それに対しアドバイスしていきたい」と言い、「選手が思い切ってプレーするチームにし、成績を残せるチームにしたい」と意気込む。

 来季から同リーグに加入する堺の新球団「堺シュライクス」の大西宏明監督は近鉄の出身。村田新監督は「あまり面識はないが、近鉄出身同士で盛り上げたい」と笑顔を見せ、「選手にとって見られるということは大きいので球場に足を運んでほしい」と呼び掛ける。

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