東大阪市が現在、12月25日に市役所内で「届け出挙式」を行う新郎新婦を募集している。
「届け出挙式」は、市役所に婚姻届を提出したその日に市役所内で簡易な挙式サービスを提供するもの。結婚情報誌「ゼクシィ」を発行するリクルートマーケティングパートナーズが自治体と協力して行うイベントで、大阪府内での開催は初めて。
経営企画部企画室の前田貴之さんは「さまざまな理由から結婚式を行わない夫婦もいる。婚姻届の提出と同時に市役所の中で結婚式を挙げていただき、夫婦の新たな門出をお祝いすることで記念日を作り、市への愛着を深めていただき定住を促すことができるのではと企画した」と話す。
挙式は人前式で、司式者である野田義和東大阪市長の前で愛を誓い、結婚誓約書に署名した後に記念撮影。挙式の流れは事前打ち合わせでアレンジできる。当日の服装は自由で、ドレスアップできるよう、ブーケやブートニア、ベール、花冠を貸し出す。新郎側と新婦側、各10人程度列席者を呼ぶことができる。会場は本庁舎22階展望フロア。
前田さんは「日本夜景遺産に認定された市役所展望フロアからの夜景を楽しみながら挙式していただける。15分程度の簡易なものなのでお気軽にお問い合わせいただければ」と呼び掛ける。
実施時間は18時~と18時30分~の2回。対象は、届け出挙式を行う12月25日に東大阪市に婚姻届を提出する人で、新郎新婦のいずれかが市内在住であること。募集組数は2組程度。
参加無料。申し込みは11月30日まで。