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東大阪市異業種交流グループがラグビーボール型土産品開発 W杯盛り上げに

東大阪市異業種交流グループ「創遊夢」のメンバーとトライくん

東大阪市異業種交流グループ「創遊夢」のメンバーとトライくん

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 東大阪市異業種交流グループ「創遊夢(そゆうむ)」(東大阪市加納3・駒林鉄工所内、TEL 072-960-0158)が12月10日、新開発した土産菓子「The Higashiosaka!」の販売を始めた。

「The Higashiosaka!」

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 市が異業種連携でものづくりを進めようと公募し1997年に誕生した同グループ。当時は13社が参画したが一時は8社まで減り商品開発を休止。20周年を迎えた昨年、「面白いことをしてもうけないとあかん」と方針を定め、パンの耳をサクサクに焼きおいしく食べられるよう切れ目を入れる「クラストカッター」を開発し、メディアで注目を集めた。現在は32社が参画し活動している。

 第2弾商品となる「The Higashiosaka!」は、「東大阪らしいお土産がない」と感じた会員らが、「東大阪らしい、しかもおいしい、街おこしになる」をコンセプトに会議を重ねて企画した土産品。「ものづくりの街なのでボルトやナットをモチーフにしたものも面白いが、市内でラグビーワールドカップが開催されることにちなみラグビーをモチーフにした商品に決めた」という。

 焼き菓子を手掛けるのは洋菓子店「シェ・アオタニ」(西石切町1)で、同店の人気商品「石切もちどら」「ときめき檸檬(れもん)」のほか、同商品のために開発した「ラグビーショコラ」など新商品3点を含む、6種7点を詰め合わせる。「ラグビーショコラは濃厚なフランス産チョコレートを使い、上にかけるチョコもテンパリングするなど手間のかかった商品」と、シェ・アオタニの青谷展行さん。

 パッケージはマツダ紙工業(衣摺5)が手掛けたもので、ラグビーボール型の紙製パッケージ。日本代表を応援する日の丸をあしらったデザインで、空箱は貯金箱として活用できる。サイズは、26センチ×16センチ×14センチ。売り上げの2%は市に寄付し、ラグビー関連の事業に充てる。

 マツダ紙工業の松田和人社長は「まだまだワールドカップの盛り上がりが足りない。イベントなどにも出店し市とともに盛り上げていきたい」と意気込む。

 価格は2,160円。現在はシェ・アオタニのみで販売しているが、今後は市内ホテルなどにも販路を拡大していく予定という。

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