近畿大学(東大阪市小若江3)が1月17日、体育会公式マスコット「KINDAI BIG BLUE」を発表した。
同大学では昨年8月、クラブ活動や応援を通じて大学の一体感を醸成しようと、体育会クラブ統一ロゴを制定し、全クラブ共通のニックネームを「KINDAI BIG BLUE」、スローガンを「ATTACK THE WAVE」に決定。9月1日に「幅広い世代に愛されるキャラクターを作るため、広く一般から募集したい」と、ピクシブが運営するイラスト投稿サイト「pixiv」で、近大マグロをデザインに取り入れた応援マスコットキャラクターの募集を始めた。
コンテストには333の応募作品が集まり、一般学生による投票で上位5つのキャラクターに絞り込んだ後、文芸学部文化デザイン学科の学生に、「明るく元気な雰囲気」「全世代に愛される」「グッズ展開可能」「着ぐるみとしても活躍できそう」「いろいろなクラブに展開可能」の5つのポイントでアンケートを取り、デザイン性を選考。体育会クラブの部員や指導者の意見も取り入れ、東京都のイラストレーター・志木しのぐさんの作品を選んだ。
評価した点について、広報室の土山真佑実さんは「近大らしく活発で明るく体育会クラブを盛り上げられ、試合などで応援活動もできるキャラクターを選考した」と話す。
同キャラクターは近大マグロをモチーフに、同大学のスクールカラーである「近大ブルー」をメインに採用。ハチマキのピンク色は学園花の梅を表現したもので、「荒波のように逆巻く前髪や背びれのような冠、尾びれのような長いシューズでマグロのように泳ぎ続ける力強さ、勢いを表現している」という。
キャラクターを製作した志木さんは「マグロに関する資料を多数観察して、ヒレやトゲの特徴をデザインに生かした。公式マスコットに採用されて本当にうれしい。これからキャラクターが親しまれる存在となり、生き生きと体育会クラブを盛り上げていくことを心から願っている」とコメントを寄せる。
今後は、全クラブの統一マスコットとして応援グッズなどに起用する。