さまざまな競技の選手などから指導を受けられる小学校低学年の初心者向け体験型スポーツイベントが5月18日、花園中央公園・多目的芝生広場で開催される。
昨年5月、東大阪市とスポーツを通じたまちづくりに関する連携協定を締結したエスエスケイ(大阪市中央区)の呼び掛けで実現した同イベント。
東大阪市と参加企業・団体が2月15日に発表した概要によると、さまざまなスポーツの現役選手やトップアスリートから各競技の基本動作を学ぶなど、子どもがスポーツを始めるきっかけを作るイベントとし、プロ野球選手会、ラグビーフットボール選手会などプロスポーツ選手の協力を得て、官民協働で取り組む。参加企業や団体は無償で取り組みに参加し、スポーツ人口の増加を図るという。
エスエスケイ社長室室長の小塩義信さんは「集まった競技団体は日ごろから普及・振興活動に取り組んでいるが、野球であれば野球メインの振興になる。(競技の枠を)超越して普及できないかといろいろな競技団体を集め、いろいろなスポーツを体験してもらい、自分に合ったスポーツを見つけてもらいたい。小さいころ複数の競技に親しむことはスポーツ業界の活性化になる。毎年継続していけたら」と話す。
対象は小学1・2年生(イベント開催時)の児童とその保護者。Aコースは野球(オリックス・バファローズ)・サッカー(FC大阪)・ハンドボール(大阪ラヴィッツ)、Bコースは陸上(大阪ガス・朝原宣治さん)・野球(06ブルズ)・ラグビー(チーム未定)とし、3競技を各30分体験する2コースを用意する。市内外問わず無料で参加できる。定員は、児童1人と保護者1人を1組とする180組。要事前申し込み。当日は事前申し込みなしで参加できるウィルチェア(車いす)スポーツの体験も行う。開催時間は10時~12時30分。
13時からは、多目的球技広場でJFLのFC大阪対ヴェルスパ大分戦、花園セントラルスタジアムではウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ対中日ドラゴンズ戦を行い、FC大阪の試合は東大阪市内在住・在勤・在学者は無料招待、オリックス・バファローズの試合は、イベント参加者は特別価格で観戦できる。
FC大阪の川西誠選手は「自分がサッカー選手になる夢を与えてもらったので、次はサッカー選手になる夢を与えたい」、大阪ラヴィッツの永塚梓選手は「マイナーなハンドボールの良さを伝えたい。選手17人中9人が東大阪市民なので、東大阪にも貢献したい」とイベントへの意欲を見せる。