近畿大学(東大阪市小若江3)で3月7日、同大学相撲部出身で大相撲木瀬部屋力士の志摩ノ海関に化粧まわしを贈呈した。
志摩ノ海関は2012年3月に同大学経営学部経営学科を卒業し、木瀬部屋に入門。2016年名古屋場所で新十両に昇格したが、一場所で幕下に陥落。昨年春場所で再十両となり、今年の初場所では十両優勝を果たした。3月10日から始まる春場所は十両西筆頭で迎える。
贈呈式には清水由洋理事長や細井美彦学長、相撲部の伊東勝人監督らが出席し、「近大ブルー」をベースに学園章がデザインされた化粧まわしを贈呈した。受け取った志摩ノ海関は「(先輩力士が)みんな持ってたのでめちゃめちゃうれしい。今場所初日からこの化粧まわしをつけたい」と笑顔を見せる。同大学が化粧まわしを贈った現役力士は、誉富士関、宝富士関(ともに伊勢ヶ濱部屋)、德勝龍関(木瀬部屋)、朝乃山関(高砂部屋)に続き5人目。
後輩へのアドバイスを求められた志摩ノ海関は「監督の言うことを聞いてしっかり稽古をする。プロに入ったらプロの流れがあるので、大学の時にしっかり基礎を作ってほしい。(自分も)大学でしっかり稽古したことが現在に生かされている」とエールを送る。
今場所については、「けがなく勝ち越したい。そんなに気負わずにいけばいけるのではと思っている」と自信を見せた。