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東大阪に「オトン・オカンチアリーダーズ」 チアの精神で街に元気届ける

東大阪の「オトン・オカンチアリーダーズ」メンバーと石原由美子さん

東大阪の「オトン・オカンチアリーダーズ」メンバーと石原由美子さん

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 平均年齢65歳以上という「オトン・オカンチアリーダーズ」が現在、5月に開催される「東大阪市民ふれあい祭り」出演に向け、練習を重ねている。

見学に来た男性に指導する石原さん

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 チアの指導をするJUMPS(大阪市)の石原由美子さんは、大学時代にチアリーディング部に所属し、卒業後は社会人アメリカンフットボールチームの専属チアリーダーとして活動。その後会社勤めをしたが29歳でチアリーダーズクラブJUMPSを立ち上げ、2013年に法人化した。同社では4歳~中学3年を対象とするキッズチアダンス・スクールの運営をメインに手掛けており、現在、大阪と兵庫で10カ所のスクールを展開している。

 石原さんによると、8年前のイベント「御堂筋kappo」で大阪府から「オープニングでチアのパフォーマンスをしてほしい」と依頼され、キッズと講師が出演する予定だったが、「新趣向のチアを披露したい」と市民チアリーダーを募集し、オトン・オカン世代が集まったという。当初はイベント出演のために集まったメンバーだったがイベント終了後も続けたいと声が上がったため、大阪市内で「大阪オトン・オカンチアリーダーズ」を結成。その後もメンバーは増え、昨年、キッズダンススクールのある東大阪にもチームができた。

 東大阪のチームは5人でスタート。活動を知った人が参加し、メンバーは10人に増えた。現在は、今年の「東大阪市民ふれあい祭り」のパレードとステージ出演に向け練習を行っている。最近ではデイサービスなどの福祉施設から呼ばれることも多くなり、出張してパフォーマンスを披露するなど地域貢献活動も行っている。

 3月16日のレッスンには10人が参加。見学に来た男性も体験。和やかな雰囲気の中、ハイブイ、ティーモーション、ローブイ、クラスプなどチアの基本ポーズや声の出し方などの指導を受け、曲に合わせて練習を行った。

 石原さんは「チアをするのは小さい子どもだけでなく、年配の人もチアの持っている力でいろんな人を元気づけることができる。地道に東大阪の地域を盛り上げるためにデイサービスに出向きたいし、どこでも行って元気を届けたい」と笑顔を見せる。現在、メンバーを募集中で「特にオトンを募集したい」とも。

 練習は毎週土曜の14時~16時。場所は長瀬駅前会館(菱屋西2)。

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