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東大阪市・旧河澄家で「陶芸展」 生徒作品80点展示、小皿作り体験も

作品展示の様子

作品展示の様子

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 東大阪市指定文化財の旧河澄家(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で3月17日、石切工房 桜陶庵(西石切町)の講師で陶芸家の桜井智子さんと生徒の作品を展示する「陶芸展」が始まった。

桜井さんの作品「Becasse」

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 1965(昭和40)年、東大阪で生まれた陶芸家の桜井智子さん。帝塚山短期大学工芸美術史の授業で陶芸と出合い、坪井明日香さんに師事。1986(昭和61)年に第20回女流陶芸展入選、1989年に第23回女流陶芸展毎日新聞社賞を受けた。1992年には東大阪市・加納に窯を作り、2004年には近鉄けいはんな線・新石切駅近くに石切工房・桜陶庵(おうとうあん)を開設。2017年1月、現在の西石切町に移転した。

 同展では、鳥の「ヤマギシ」をイメージした桜井さんの作品「Becasse」や、陶芸教室に通う生徒の作品約80点を展示。湯飲みや花挿し、皿、アクセサリーなど作品はさまざまで、桜井さんは「生徒さんの1年間の集大成。力作がそろっているので見に来てほしい」と呼び掛ける。

 17日には小皿を作る陶芸教室が行われ、親子など12人が参加。用意した土をたたいて平たくするところから始まり、描いたりハンコを押したりしながら模様を描いた。タグラグビーをしているという小学5年の女児はラグビーボール型、小学1年の女児はクマの形にするなどユニークな作品が並び、桜井さんは「大人は丸や楕円(だえん)にするが、子どもは発想がすごい」と笑顔を見せる。

 市内から親子で参加した小学1年の女子児童は、幼稚園やイベントで陶芸の体験をしたことから陶芸教室にも通ったこともあるといい、「模様を彫るところが楽しかった」と満足そうな表情を浮かべていた。陶芸教室で作った作品は桜井さんが持ち帰って焼き、期間中に会場で展示する。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館無料。4月14日まで。

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