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東大阪の旧河澄家、江戸時代に建てられた蔵を公開 庄屋の道具100点

展示の様子

展示の様子

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 東大阪市指定文化財の旧河澄家(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で現在、企画展示「蔵の中を見てみよう」が開かれている。

蔵の外観

 土蔵は江戸時代に建てられ、2年前に初公開。市内の収蔵庫と蔵にある約1200点の所蔵品から庄屋の暮らしをテーマに、「衣」「食」「住」「娯楽」「仕事」の5つに分類し、前回と展示品を入れ替え約100点を展示する。

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 「衣」では、家紋付きの箱に入った陣笠や傘、下駄を初公開。河内木綿の着物や裃(かみしも)、草履とともに、着物のしわを伸ばすための火熨斗(ひのし)や、ワラを打ったり布のしわを伸ばしたりする砧(きぬた)などの道具を並べる。

 「食」では、村人たちの集まりなどで使われた膳や弁当箱などを展示。膳が収められた箱には60人分の膳があったことが記されている。家紋の入った祝膳の近くには、養子に行った河澄作兵衛の四男・米四郎が初めて里帰りした際に出された献立をパネルで紹介し、当時の高級魚についても解説する。

 所蔵品の中には陶磁器が多くあり、「住」のコーナーでは絵皿やたばこ道具、茶道具などが並び、「娯楽」では、琴や碁盤、将棋盤、百人一首などをそろえた。

 年貢を納めるために村人の健康管理をするのも庄屋の仕事で、「仕事」のコーナーでは、漢方薬を作る際に材料を砕く薬研(やげん)や、薬の効能を記した版木などを展示。期間中、希望があれば道具について学芸員が解説する。

 学芸員の川崎有里紗さんは「庄屋の暮らしはどんな風だったのか、民具がどう使われていたのか。現代と比べてもらえれば発見があるのでは」と話す。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館(祝日の場合は翌日)。7月15日まで。

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