プレスリリース

三菱ケミカル株式会社所有の電子工業用高純度プロセス薬品 製造設備の売買契約を締結

リリース発行企業:林純薬工業株式会社

情報提供:

 林純薬工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:和田 清之)は、三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:筑本 学)と2025年6月30日、三菱ケミカル株式会社が同社小名浜工場(福島県いわき市)において運用している電子工業用高純度プロセス薬品(主にEL混酸)の製造設備(以下、「同設備」)の売買契約を締結いたしました。なお同設備は、2027年3月まで三菱ケミカル株式会社が所有、その運用を継続する予定です。
 当社は2027年4月をめどに、購入した同設備を活用し、当社で4工場目となる福島工場を設立し、生産供給を開始する予定です。東日本での生産・物流拠点として構築し、さらなる販路・事業拡大を進めてまいります。

■契約概要
電子工業用高純度プロセス薬品(主にEL混酸)の製造設備(※)の買い取り
※現在、三菱ケミカル 小名浜工場(福島県いわき市小名浜字高山34)にて運用されている設備です

■取扱製品(予定)
EL混酸、EL硝酸

■生産製品:EL混酸について
主な用途:半導体製造時のウェットエッチング
ラインアップ:Siエッチング液(シリコンウエハーのエッチング)
       Alエッチング液(アルミニウム膜のエッチング)

〈電子工業用高純度プロセス薬品(EL混酸)とは〉
 半導体製造工程において、シリコンウエハーのエッチング工程や配線形成工程にはウェットエッチング液が用いられます。
 例えば、シリコンエッチング液はフッ酸と硝酸の混合液をベースに他の酸を混合したものを使用します。エッチング対象物やエッチング速度やエッチング方法によって、最適な化学薬品の種類や混合比率があります。


■林純薬工業株式会社  https://www.hpc-j.co.jp/
林純薬工業は1904年に化学薬品販売の商店として創業しました。1950年から試薬製造を開始し、さらに1980年代から電子工業用薬品、半導体産業向け機能性薬品の技術開発に発展。創業120年以上の実績に裏付けられた高度な開発力を活かし、試薬と電子材料を通じて化学・医薬・食品・環境分析・半導体などあらゆる分野のニーズにお応えする化学薬品メーカーです。

本社住所:大阪府大阪市中央区内平野町3-2-12
拠点:
[営業所]東京、三重、大阪、九州
[研究開発]テクノセンター(三重)
[生産・物流]三重工場、鳥取工場、佐賀工場、物流センター(大阪)
創業:1904(明治37)年2月
事業内容:
分析用試薬、分析用標準品、電子工業用薬品、機能性薬品、
高純度工業用薬品、化成品の製造販売
有機化合物の受託合成サービス、受託調液サービス
*オンライン試薬購入サイト「試薬ダイレクト」の運営 https://direct.hpc-j.co.jp/shop/
従業員数:320名(2024年12月31日現在)


■電子材料事業について https://www.hpc-j.co.jp/products/electronics/
1985年、将来的なデジタル化社会の到来を見据えていち早く事業化したのが現在の電子材料事業です。研究開発体制の強化に伴い2005年に開発拠点として「テクノセンター」を設立。半導体や液晶パネルの製造を品質で支える企業の発展に寄与しました。今後も市場のニーズを先取りするとともに、生産能力をより強化し、より安定したサプライチェーンの構築を推し進めてまいります。

受託製造サービス
 https://www.hpc-j.co.jp/products/electronics/contract_manufacturing/
受託・観察処理サービス
 https://www.hpc-j.co.jp/products/electronics/commissioned_observation/

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