小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:豊田 賀一 )は、日本初*の独自処方でお尻のブツブツを治療する「ヒプキュア」(第2 類医薬品)をはじめ、“からだのブツブツ”をケアするスキンケア医薬品を全国にて販売中です。夏の肌露出が増える時期に向けて、「からだのブツブツに関する調査」を実施しました。また調査を受けて正しいケア方法を発信すべく、「からだのブツブツまるわかりMAP」を公開します。
*医薬品でのウフェナマートと酸化亜鉛の組み合わせ(2024年3月発売時点)

当社が全国の女性1,000人に行った調査によると、からだのブツブツに対して悩みを持ったことがある人は過半数となる50.4%存在していました。また悩みを持った経験があるものの、「正しいケアができていると思う」と回答したのは22.8%に留まりました。
この結果を受け、多くの方が悩む“からだのブツブツ”に対する正しいケア方法を発信すべく、皮膚科医 宇井千穂(ういちほ)医師監修のもと「からだのブツブツまるわかりMAP」を制作しました。肌の露出が増える夏に備え、ブツブツができる原因とともに、“からだの部位”や“ブツブツの種類”別の正しいケア方法も合わせて紹介します。
あなたのブツブツがなかなか治らないのは、もしかするとケア方法が間違っているのが理由かもしれません。ぜひこの機会に正しいケア方法を習得して夏に向けて本格ケアを開始してみてください。
■調査結果サマリー
1.からだのブツブツに対して悩みを感じたことがある人のうち、約8割がブツブツの治し方迷子!
ブツブツやケアに関して「正しい知識を持っているとは思わない」という回答が多数。ブツブツ悩みがある人に絞っても「ケアをしている」人は半数以下。
2.生活に支障が出るまでケアをしない人が過半数。予防としてケアする人は約2割と少数派。
正しい知識が不足している現状と、からだのケアに対する意識の低さが浮き彫りに。
3.「からだのブツブツは人に相談しづらい」と半数以上が回答。普段露出しない部位は相談をためらいがちに。
4.からだのブツブツケア方法の中で“ホームケア”を実践する人が過半数存在。
■調査結果詳細
肌の露出が増える夏が近づく一方、ブツブツの原因やケア方法などの知識については、
77.2%が「正しい知識を持っているとは思わない」と回答しました。
また驚くことにブツブツの悩みを持ったことがある人の中でも
からだのブツブツに対して「ケアをしている」人は46.2%と半数以下となりました。からだのブツブツに悩みを持ったことがある人は50.4%と過半数いるにも関わらず、ケアに自信がない、さらにケアもしていない人が多い実情が明らかになりました。


からだのブツブツをケアするタイミングについて多かった回答は、
「トラブルが気になった時」(60.9%)「かゆい・痛い等生活に支障が生じた時」(51.9%)で、
「予防として行う」と回答したのはわずか23.6%に留まりました。
ケアをしない理由TOP3は、上から「ケアの方法が分からないから」(24.7%)、「しばらくすると自然に治ると思っているから」(24%)、「人目に触れづらく後回しにしてしまうから」(21%)。
この結果から、正しい知識が不足していて、からだのケアについてあまり優先されていない現状が浮き彫りになりました。

からだのブツブツは部位によって
人に相談しづらいと考える人が61.5%と半数以上存在しています。
からだのブツブツができやすい部位TOP5は、上から「背中」(48.6%)、「首」(27%)、「二の腕」(25.8%)、「頭皮」(22.4%)、「お尻」(16.9%)となり、その中でも
相談しづらい(医療機関に行きづらい)部位TOP3は上から「背中」(39.4%)、「お尻」(26.3%)、「デリケートゾーン」(23.5%)という結果になっています。ブツブツに悩むものの、普段人に見せない部位については相談しづらいことが改めて明らかになりました。
特に「背中」や「お尻」に関しては、ブツブツができやすい部位上位でありつつ、相談しづらい部位TOP2であるため、ケアに悩む方が多いことが推測されます。


からだのスキンケアが浸透していない中でも、
回答が多かったからだのブツブツケア方法は「ドラッグストア等で購入した市販薬を使う」(59.2%)、「医療機関で処方された薬を使う」(35.6%)でした。相談のしづらさも影響したためかホームケアを実践する人が過半数存在することが分かりました。
調査概要
集計対象数:全国の20-69歳女性1,000名
調査手法:インターネット調査
調査期間:2024年3 月22~25日
調査機関:株式会社クロス・マーケティング
【お願い】調査結果を引用いただく際は『小林製薬「ヒプキュア」調べ』を引用元として記載ください 。
ブツブツ=ニキビとは限らない!“からだのブツブツ”ケア商品を多数展開する、小林製薬の英知を結集した「からだのブツブツまるわかりMAP」を公開!
当社調査により、からだのブツブツに関する原因やケア方法等正しい知識が浸透しているとはいえないことが分かりました。そんなケアの第一歩として、まずは
1.症状を見極める、2.症状に沿ったケアをする、という2点が大切。これらのポイントを踏まえ、からだのブツブツをケアする“スキンケア医薬品”の研究開発を長年続けてきた小林製薬が、
皮膚科医 宇井千穂(ういちほ)医師監修のもと「からだのブツブツまるわかりMAP」を公開します。
今回は
からだのブツブツの中から代表して「ニキビ(尋常性ざ瘡:じんじょうせいざそう)」、「毛包炎」、「サメ肌(毛孔性苔癬:もうこうせいたいせん)」など、
全7種類にフォーカスしました。
【からだのブツブツまるわかりMAP】
【からだのブツブツまるわかりチャート】
●見分け方が難しい3種のブツブツ
見分け方が難しいのは
1.「ニキビ(尋常性ざ瘡)」、2.「サメ肌(毛孔性苔癬)」、3.「毛包炎」の3種です。どれも毛穴の位置で発生し、赤みを帯びる見た目が似ていることからニキビと勘違いしてケアを続けてしまう方もいますが、原因はそれぞれ異なります。
1.「ニキビ(尋常性ざ瘡)」
主に皮脂の過剰分泌が原因で、アクネ菌が増殖することで発生します。
2.「サメ肌(毛孔性苔癬)」
ホルモンバランスの乱れや外的刺激も関係してきます。こちらも同じく赤みを伴うケースはあるものの、皮脂や膿は溜まらず、一度に発生する数が多く、1つ1つが小さいです。
3.「毛包炎」
ムダ毛処理等で皮膚のバリア機能が低下することにより、ブドウ球菌やマラセチア(カビの一種)が増殖して発生します。「ニキビ」「毛包炎」は見た目がよく似ていて、どちらも皮脂や膿が溜まり、赤み、痛みが伴うことがあります。見分け方の一つとして、ニキビには面皰(めんぽう:毛穴に皮脂や角質が詰まっている状態)やニキビ跡が混在するものの、毛包炎にはそれらが存在しません。
この3種は
体質改善(バランスの取れた食事・ストレス対策)、保湿、正しい市販薬の購入、外部の刺激を無くす等の基本的なケアを心掛けることで、早いと7-10日間ほどで症状が緩和することもあります。しかし、これらのケアを続けても症状が改善されず、ご自身でも気になる場合は医療機関を受診することをお勧めします。1.~3.ができやすい部位・ブツブツの特徴については
「からだのブツブツまるわかりチャート」にまとめています。
●要注意な3種のブツブツ
一方、
特に扱いに注意が必要なのは「白癬(はくせん)」「汗疱(かんぽう)」「かぶれ(接触性皮膚炎)」の3種です。特徴として、
どれも水泡ができる可能性があります。しかし、
「白癬」は人に移す病、かつ治療法が他のブツブツとは大きく異なるため、なるべく早い段階で医療機関を受診する必要があります。
「かぶれ」に関しては、人には移さないものの悪化するスピードが早く、ひどい場合は“やけど”のように皮膚が剥がれてしまいます。そのため、これらのブツブツの特徴である
“水泡ができる”症状が出た場合はなるべく早く医療機関を受診することがベストだと言えます。
●その他のブツブツ
最後の1つ
「イボ(アクロコルドン・スキンタッグ)」は、皮膚の老化・摩擦や紫外線の刺激・体質等が原因となり首やデコルテ周りにできる肌色~茶色のイボです。悪性ではないものの、見た目が気になった方は医療機関を受診してみると良いでしょう。

宇井千穂 医師|やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院 院長1969年生まれ。1990年準ミス日本受賞。全日空客室乗務員を経て、北里大学医学部を卒業。シミ治療をはじめとしたアンチエイジングを得意とする医療を提供。アトピー性皮膚炎やニキビなどを中心とした皮膚疾患を診察している。
娘を先天性異常である18トリソミーで亡くしていることから、ダウン症などの患者さんを取り巻く環境も考え、偏見をもたれやすい疾患に対しての活動も行う。
著書:「18トリソミーはるの」(かもがわ出版)「アトピーを治す方法。」(アチーブメント出版社)
■開発のねらい
放置されがちなお尻のブツブツ・・・間違ったケアによる負のスパイラルを防ぐ、新たな選択肢「ヒプキュア」
お尻はパーソナルな部位であるため、トラブルを相談できない人も多いです。病院に行くにも勇気が必要で、正しい治療を受けずに放置されてしまいがちな現状があります。また、すでに市販されているお尻用のスクラブや石鹸などのスキンケア製品では、根本的な治療ができないため、治りづらく、繰り返しブツブツができてしまう懸念があります。対処をしても長引く症状に、気分がますます落ち込んでしまう負のスパイラルに陥ってしまう可能性も。
そこで、私たちは対処ではなく「医薬品による治療」という新しい解決策を提案し、悩める人々に寄り添い、前向きな気持ちになってもらえることを目指し本製品の開発にいたりました。
■製品のこだわり
構想から丸7年をかけ、ムレやすいお尻にぴったりのこだわり処方に。炎症を抑える【ウフェナマート】とさらさらパウダー【酸化亜鉛】の組み合わせは日本初!*
お尻のことを考えてつくられたヒプキュアは、ムレやすいお尻にぴったりのこだわり処方です。 6つの有効成分を配合しており、特に炎症を抑える【ウフェナマート】とさらさらパウダー【酸化亜鉛】の組み合わせは日本初!*
アイデアが生まれてから発売まで、丸 7 年かかりました。お尻特有の汗などによるムレを吸湿成分のさらさらパウダーが抑え、赤いブツブツの炎症は W の抗炎症成分で鎮めます。この抗炎症成分はデリケートなお尻にも使用できる、非ステロイドのお薬です。塗り広げるとベタつかないテクスチャーで、白残りしにくいところもこだわりのポイントです。ありそうでなかった、お尻のブツブツをキレイに治したい方のための、お尻のことを考えた医薬品です。
このような見過ごされがちなお困りごとにスポットを当てた製品であったからか、2024年3月に発売してから2025年2月末までの1年間で目標比124%の売り上げを達成しました。海外の方からもニーズがあることが分かり、日本だけでなく多様なお客様のお尻環境を支えています。
*医薬品でのウフェナマートと酸化亜鉛の組み合わせ。(2024年3月時点)
▼参考:お尻にブツブツができるメカニズム
お尻の肌は新陳代謝が活発ではなく、角質や皮脂が詰まりやすい傾向があります。さらに汗・ムレなどの外部刺激で菌が繁殖しかぶれやブツブツが発症します。
お尻は常に刺激を受けやすい場所であるため、悪化・再発しやすい傾向があります。
人からは見えにくい場所までケアをする、隠れ肌のセルフケアへの関心が高まってきています。お尻以外にもからだの様々な場所で発生するブツブツやざらつき、黒ずみは、場所によって原因もバラバラで頭を悩まされます。それぞれのトラブルにあった対処法を選ぶことが、早くキレイに治すためには大切です。これからも皆様のパーソナルなお悩みに耳を傾け、サポートできる製品を開発してまいります。

ヒプキュア(第2類医薬品)効果効能:かぶれ、皮ふ炎
メーカー希望小売価格:1,100円(税抜) 10g

ケアノキュア(第2類医薬)効果効能:湿疹、皮ふ炎
メーカー希望小売価格:1,300円(税抜) 20g

セナキュア(第2類医薬品)効果効能:にきび
メーカー希望小売価格:1,260円(税抜)100mL

ニノキュア(第3類医薬品)効果効能:さめ肌、ひじなどの角化症
メーカー希望小売価格:1,200円(税抜) 30g