商業施設「フレスポ長田」(東大阪市長田中2)サウスエリア1階で10月25日、ものづくり体験教室「みんなでつくろう!鋳物(いもの)体験 溶解メタル」が開催される。
同施設では、「ものづくりの街・東大阪にある商業施設として、子どもたちにものづくりの楽しさを感じてもらいたい」と、グリコのおもちゃデザイナー・宮本順三さんが開設したおもちゃの博物館「宮本順三記念館 豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」の運営を支援するNPO法人おまけ文化の会とともに、ものづくり体験教室を展開している。
今回は、銅鐸(どうたく)の復元などで知られた上田合金(3月廃業)の意志を受け継ぎ今月21日に開業した藤綱合金(高井田本通)が協力。上田合金時代は工場見学の受け入れなどを行っていたが、今は開業して間もなく受け入れ体制が整っていないため、「外に出ていって子どもたちに体験してもらうことはできないか」と、おまけ文化の会とともに企画した。
イベントでは、鳥や星など金属を流し込む砂型を作る体験ができるほか、約240度に溶かした金属を型に流し込む作業を間近で見ることができる。完成した鋳物は会場で磨き、持ち帰ることができる。会場内には、カッター製造の「オルファ」相談役の岡田三朗さんと宮本順三さんが考案した創作玩具「サブローごま」で遊ぶコーナーも併設する。
「小さな子どもにも東大阪のものづくりに触れ合ってもらいたいと企画した。簡単な部分だけにはなるが、多くの子どもたちに参加してもらいたい」と藤綱合金代表の藤綱伸晴さん。
開催時間は11時~17時。対象は小学生以下(未就学児は保護者の同伴が必要)。参加無料。先着80人。