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東大阪・近畿大学近くにレモン専門カフェ「檸檬の木」 大阪産「エコレモン」使う

店長の大嶋勇人さん(左)

店長の大嶋勇人さん(左)

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 近鉄大阪線・長瀬駅から近畿大学に向かう、通称・近大通り沿いに7月6日、レモン専門カフェ「檸檬(れもん)の木」(東大阪市小若江4、TEL 06-4307-6111)がオープンした。

ソーダレモネード

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 前職が医療系の仕事という店長の大嶋勇人さんは、父方の実家が広島県尾道市にあり、幼少期を尾道で過ごした。レモンが身近にあり、実家でもレモンを漬け込んでレモネードを作っていたなど、幼少期からレモンに慣れ親しみレモンが好きなこと、婚約者もレモンが好きで、「酸味の強いレモンのケーキがあったらいいのに。レモネードだけじゃなくレモン専門のカフェをやってみるのがいいのでは」と意見があり、婚約者の職場近くにレモン専門カフェをオープンした。

 8坪の店内は、店名の通りレモンと木をイメージした内装で、カウンターや壁面の下部は木を基調とし、メイソンジャーを黄色に塗って作ったランプやレモンモチーフのガーランド、レモンのイラストなどをちりばめ、フォトスポットも描いた。カウンターには現在、席数を減らして4席を設ける。

 メニューには、大阪府下で初めてレモンでエコ農産物の認定を受けた四季盛農園(和泉市)の「エコレモン」を使う。「農薬使用回数を通常栽培の半分以下に抑えたレモン。皮を漬けることで皮の苦味が出る。皮を使いたかったのでエコレモンを選び、大阪の店なので大阪産を使いたいと選んだ」と大嶋さん。

 レギュラーメニューのオリジナルレモネード(M=450円、L=500円)は、レモン、砂糖、はちみつを重ねて漬け込んでおり、季節に合わせて上白糖、グラニュー糖、きび砂糖、隠し味の配分を変える。皮の苦味がおいしく味わえるよう漬け込む日数を調整しているという。よりレモンを味わえるよう、50円加算でレモンの生しぼり果汁を加えることもできる。ソーダレモネードは、M=450円、L=500円。

 7月20日からは、レモンジェラートの販売を始めた。難波にあるイタリアンジェラート店「ルッジェーリ」に開発を依頼したオリジナルフレーバーで、酸味のあるレモンジェラート(330円)、濃厚なマスカルポーネレモン(380円)の2種を用意。秋ごろまでの販売を予定する。

 同店は4月にオープンする予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により近畿大学がオンライン授業に切り替わったため延期。通常は多くの学生が行き交う通りが、緊急事態宣言が解除された今も閑散としている。学生の数の多さ、大学生の発信力を見込んで同地で開業したが、「現在は地元の人が8割。女性の利用が多いと思っていたが、7割が男性で驚いている」と話す。

 大嶋さんは「現在、授業が再開される時期に向け新商品を開発している。美容や健康を意識したレモンビネガーや、色が変わるピンクレモネードやブルーレモネード、フラッペなどを考えている。冬はジンジャー系のホットレモネードやレモンティーなど。クッキーやスイーツなど、レモンの酸味にこだわったものを出していきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~18時(8月からは12時~19時)。7月31日休み、日曜・月曜定休。

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